今回の省エネ補助金活用事例は、自動車部品製造業などで構成されるグループ企業への省エネ補助金活用の提案事例です。グループ間での省エネ関連の予算の配分が議論となり、弊社が各社の状況を調査し、グループ内での最適な省エネ予算の配分や補助金の申請を提案した事例となります。
施工対象企業情報
今回施工対象となりました企業は下記の内容になります。
会社 株式会社A とします
業種 自動車部品製造業
従業員数 170名
所在地 愛知県
施工実施前の状況
株式会社Aは自動車部品製造業で、トヨタ系の部品会社の一次請けとしての仕事をしています。株式会社Aは自動車の内装部品を作る会社ですが、他にも金属部品やプラスチック部品を作るグループ会社も存在しています。
弊社がきっかけを頂き、株式会社Aの総務部の方と面談をさせて頂きました。そこは株式会社Aの省エネ対策を行うと共に、グループ会社全体の省エネ対策も責任を持って動いている部署でした。そのため状況が異なるグループ会社の設備の状況やそのエネルギーの使用状況の把握ならびに省エネ計画の作成、そしてその後の予算の配分に苦心をしていました。
弊社からの提案としては、各グループ会社の設備の状況やエネルギーの使用状況を調査させて頂き、省エネ対策工事の内容や活用できると考えられる補助金を提示させて頂くことにより、グループ間を横断した省エネ予算の策定の支援をすることを提案させて頂きました。今まで様々なパターンの省エネ工事を行ってきましたので、異なる状況の工場でも、短期間で全体像の把握や見積もりの算出を行うことが可能です。弊社のこのような業務経験や実績を、株式会社Aの担当者様からは高く評価をして頂きました。
まとめ
普段見慣れていたり働き慣れていたりする工場や施設であれば、設備の状況などの把握を短時間で行うことはできるかもしれませんが、ひとたび他の工場や施設となると、その設備設計の考え方やコンセプトなども大きく変わります。省エネ工事の専門家でない方がこのような工場や施設の全体像を把握しようとしても、なかなか容易にできるものではありません。弊社の経験を活かし様々な仕様の工場でも全体像の把握を短い時間で行うことにより、複数の工場や施設の省エネ工事を担当しているご担当者様の負担を軽減することが可能です。