省エネが盛んに叫ばれている現代において、多くの方が太陽光発電については聞かれたことはあると思いますが、太陽光発電のなかでも「ソーラーシェアリング」という仕組みがあることはご存知でしょうか?
ソーラーシェアリングとは、農業を行っている土地の上で太陽光発電事業を同時に行う仕組みになります。
通常、太陽光発電は農地に設置してあることが多くあります。市街化区域では土地の価格が高すぎるため、採算が合わないことも多く、安価な農地を活用して太陽光発電を設置することが多くあるのです。
ソーラーシェアリングは、農業を行っている農地で太陽光発電を行っていく仕組みであり、
具体的には田んぼや畑に太陽光発電用の支柱を刺し、その支柱の上で太陽光発電を行っていくことになります。
このような太陽光発電の活用方法があることをご存知でしたでしょうか?
今回のメルマガはこのソーラーシェアリングについて②週にわたりご紹介できればと思います。
是非、今後のご参考にしてください。
ソーラーシェアリングとはなにか?
ソーラーシェアリングを初めて聞かれた方は、何をシェアするの?と思われるかもしれません。我々のように太陽光発電事業に携わっている人間ならいざ知れず、一般の方々であればソーラーシェアリングを初めて聞く方も多いのではないでしょうか?一般的にシェアと言うと、物を誰かと共有することを連想します。1台の車を複数人で使用する「カーシェアリング」はご存知の方も多いかと思います。
ソーラーシェアリングは、同じ場所で2つの収益を同時に得るという「場所のシェア」です。農地にソーラーパネルを設置し、農業収入と売電収入を得る方法になります。
どのような時に活用するの?
世の中には農業を専業で行い十分な生計を立てられる方も多くいます。しかしながら、現実的な課題として、天候・災害・季節・相場価格・競合他者の出現などの影響による収穫見込みが大きく変動してしまうことも農業の特徴といえます。固定費は一定にも関わらず収益は不安定なのです。
担い手不足が懸念される中、収益を確保できないという現状がそれに拍車をかけています。
広義的に見ても日本の一次産業の根幹である農業が減衰の一途をたどるのは悲しい話です。
多くの方が農業を盛り上げたいという思いはありつつも、自らの収益を確保できません。農業の他に安定した収益を生み出すことが課題となるのです。皆さまがもし農業に携わったことがある方なのであればこのような経験をされた方は多いのではないでしょうか。
ソーラーシェアリングはこのような方に対して大変メリットのある手段といえます。
・農地を所有しているけれども有効に活用できていない方
・現状の農地から更に収益を上げたい方
・これから農業に参入される方
・土地にソーラーパネルを敷き詰めようとされている方
この様な方であれば、安定した収益をあげる事業の1つとしてソーラーシェアリングを選択されることをお勧めします。
まとめ
如何でしょうか?ソーラーシェアリングについてご興味を持たれた方もいるのではないでしょうか?次回はこのソーラーシェアリングの具体的なメリットについて触れていきたいと思います。