皆さんは太陽光発電などの再生可能エネルギー電源を対象とする出力制御、今後その対象となる発電設備の規模が広がる可能性があることをご存知でしょうか?
経済産業省は九州電力管内において出力制御が急増していることなどを受け、対象となる太陽光発電の規模を500kW未満にも拡大する方針を示しています。
今回は太陽光発電システムの太陽光発電の出力制御についてご紹介したいと思います。
太陽光発電などの再生可能エネルギー電源を対象とする出力制御
経済産業省は九州電力管内において出力制御が急増していることを受け、公平性の観点から、対象となる太陽光発電の規模を500kW未満にも拡大する方針を示しています。
これまでの出力制御は、2015年1月25日以前にFIT定を行った設備を対象とする、いわゆる旧ルールが適用されている500kW以下の太陽光発電については出力制御の対象外とされてきました。
太陽光発電の導入が急速に広がった九州電力管内においては、2018年度に26回の出力制御を実施するなど、制御実施回数が急増しており、今後さらに出力制御の回数が増加する見通しです。
また、FIT認定案件の中でも件数の多い、旧ルール適用となる低圧の太陽光発電案件が制御対象から外れるというのは、事業者間の公平性に欠けるという指摘がでたことから、経済産業省では今後、旧ルール適用下にある500kW未満かつ10kW未満を除く案件についても、出力制御の対象とする方針を示しています。
まとめ
今回の話の対象となる案件が増えれば、1案件当たりの出力制御量を減らせるメリットも期待できます。
今後夏ごろまでに詳しい詳細も決まっていくとのことなので、今後も追っていきたいと思います。