前回の記事をご覧になっていただいた方は太陽光発電メーカーの海外と国内の違いを見ていただけたのではないかと思います。
それではなぜ海外では中国メーカーがシェアを大幅に占める中、国内では日本メーカーに需要が8割も占めているのでしょうか?
品質に対する需要は何となく皆さんもあるのではないかとご想像されていると思います。
今回は日本メーカーの需要が高い国内の太陽光市場に関しての情報をご紹介したいと思います。
なぜ国内では日本メーカーが人気なのか!?
日本メーカーの市場が国内で減らない理由はまずは品質です。
10年~20年と長期間稼働させなければならない太陽光発電システムは故障がしにくいというのも重要なポイントなのです。
また、定期的なメンテナンスや不具合時のアフターサービスも不可欠であり、その点も日本メーカーが最も身近に感じられるために、安心感を与えてくれるのだと思います。
海外メーカーと比べてどのようなメリットが考えられるか?
海外の太陽光発電メーカーでは中国のサンテックパワーが2013年に再生支援を受けており、ドイツの大手太陽光発電Qセルズは2017年に破綻しました。
国内メーカー全体としては縮小傾向にあるといわれていますが、日本の市場は国内メーカーを優遇ししている点など、現在海外の大手メーカーのような経営不振に陥っている大手企業はいません。
長期的に太陽光発電のサポートやメンテナンスを依頼しようと考えたときに、言語の壁に当たったり、上記のように急な理由で対応ができなくなるということもリスクとしては考えておく必要があるでしょう。
つまり、海外シェアという点では現状中国に勝るメーカーは出ていませんが、国内シェアでは上位が国内メーカーを占めており、引き続きこのシェア率は大きくは変動しないと考えられます。
まとめ
前回は海外メーカーと日本メーカーのシェア率をそれぞれご紹介しましたが、今回の内容では日本メーカーが国内で選ばれている理由も少しご理解いただけたのではないでしょうか?
次回も引き続き海外メーカーと日本メーカーの比較に関してご紹介していきます。