今回の省エネ補助金活用事例は、プラスチック製造業の空調ならびにキュービクル内のトランス交換による省エネ対策工事の施工事例です。省エネ対策工事は各分野に渡って総合的に対応することが求められますが、実際には各分野の垣根を越えられずに問題を抱えている企業も多数存在しています。
施工提案内容
株式会社Aのエネルギーコスト削減工事は以下の内容になります。
キュービル内のトランス交換 1基
空調機の更新工事 8台
それぞれの専門業者では各分野の垣根を越えた提案や見積もりを得ることはできませんでしたが、弊社からはこれらをまとめたお見積りならびに補助金活用の提案を行いました。
施工完了ならびにエネルギーコスト削減効果
株式会社Aが活用していたトランスの型が古いもので、代替品を探すことに少し時間がかかりましたが、過去の経験値からこのような状況になっても、弊社がディレクションを失うことなく施工を進めていくことができました。また、トランスの廃棄についても適切に対応させて頂き、こちらの交換工事は無事に終えることができました。空調機の更新工事はもともとの専門分野であり、生産に影響することなく更新工事を終えることができ、その後は望まれたエネルギーコスト削減の効果を得て頂いています。
まとめ
工場の担当者からすればエネルギーコスト削減という1つのテーマでも、業者側からすると全く違う分野の話が入り込んでくることはよくあります。当然専門外になると、対応が遅くなり、協力会社を活用するため伝言ゲームも発生しやすくなり、それに伴って様々なコストが高くなることになります。
各専門業者に今から他分野の専門的な知識を身につけろ、というのもかなり酷な話になります。1つ1つの分野は奥が深く、それぞれで良い仕事を行おうとすると深い専門性が必要になります。
弊社はどちらの立場の理解もできる会社です。私たちが両社の間に立ち、有効なディレクションをすることは、それぞれの立場の人が要望を叶え強みを活かし、価値のある施工を行うことができると考えています。