今回の省エネ補助金活用事例は、自動車部品製造業の省エネ補助金活用事例です。大きな工場になればなるほど、様々な分野で工場内の工事が発生します。その組み合わせを工夫することにより補助金を活用できることができ、大幅なコストダウンを行うことができる可能性があります。
施工対象施設情報
今回施工対象となりました介護施設は下記の内容になります。
会社 株式会社A とします
業種 自動車部品(主に金属製品)製造業
所在地 愛知県内
従業員数 300名
施工実施前の状況
株式会社Aは愛知県内で主に自動車部品(主に金属製品)を製造する企業です。工場でも200名以上の人が日々製品の製造に携わっています。
これだの工場となると、小さいものも含めれば日々工場のどこかで修理やメンテナンス等の工事が行われ、毎年何かしらの設備更新や設備導入などの話が挙がってくることになります。
株式会社Aにおいても、現在短期で懸案として挙がっている工事だけでも、トランスの更新、配管工事、コンプレッサーの更新があがっていました。そして中長期的な課題としては、工場の暑さ対策、工場全体のエネルギーコスト削減、CO2の削減が挙げられています。
設備が故障をしたものは修理をしなければなりませんし、耐用年数が来ているものは更新をしていかなければなりません。株式会社Aでも、通常のメンテナンス費用、設備(コンプレッサー等)の更新費用は予算として取られていて、そして中長期的なエネルギーコスト削減はまた別の課題、という形で考えられていました。
弊社からの提案は、中長期で考えられていたエネルギーコスト削減工事を一部でも実施し、その中に毎年必要な設備更新の工事を含めていくことができる、というものでした。具体的には機械の暑さ対策を行うための遮熱工事をメインに据えて、コンプレッサーの更新工事や配管工事をその中に含めて補助金申請をする、という考え方です。
中長期の中でいずれは取り組まなければいけないエネルギーコスト削減を前に進めていくことができ、かつ毎年発生する必要な設備更新も補助金対象となり、1/2や1/3などの補助金が出ることにより実質的な施工コストの削減が実現できる。弊社の考え方を受け入れて頂き、具体的な提案をさせて頂くことになりました。
まとめ
もちろん何でも全てということではありませんが、単体では補助金の対象とはならない工事もその組み合わせにより補助金対象に組み込むことができるものが発生する場合があります。
工場の設備担当の皆さまは、もちろん工場の設備については専門家ですが補助金等の専門家ではありません。また、設備更新費などがコスト削減できるのであれば、それは経営陣そして設備担当者の皆さまに喜んで頂けることになります。
弊社はエネルギーコスト削減工事の補助金を活用する中で、従来必要とされてきた設備更新費等の削減も数多く実現をしてきました。必要とされる設備更新費等を年単位で考えて、エネルギーコスト削減工事とうまく組み合わせていくことになります。