日本では9月が最も台風が多い月であると言われており、今年も台風による国内での被害がニュースでも取り上げられています。
皆さんは自身が自然災害による電力の供給が止まり、停電になった時、どのような行動をとりますか?
今回は停電時による住宅用の太陽光発電パネルの運用に関しての情報をご紹介したいと思います。
太陽光発電システム自立運転機能について
資源エネルギー庁は9月9日、台風15号による大規模停電などを受けて、停電時の住宅用太陽光発電パネルの自立運転機能について、ウェブサイト上で周知しました。
自宅の屋根などに太陽光発電パネルを設置している場合、停電時でも太陽光発電パネルの自立運転機能で電気を使うことができます。
使い方は下記の通りになります。
(1)自立運転用コンセントの位置を確認する。
(2)取扱い説明書で「自立運転モード」への切り替え方法を確かめる。
(3)主電源ブレーカーをオフにする。
(4)太陽光発電ブレーカーをオフにする。
(5)「自立運転モード」に切り替える。
(6)自立運転用コンセントに必要な機器を接続して使用する。
(7)停電が復旧した際は、必ず元に戻す。(自立運転モード解除→太陽光発電用ブレーカーをオン→主電源ブレーカーをオンの順で復帰)
※メーカーや機種により操作方法が異なる場合がある
同庁は2018年9月にも、北海道胆振東部地震に伴う大規模停電を受けて、同様の文書を公表しています。
また、太陽光発電協会では、上記の説明に加え、太陽光発電システム各社の自立運転機能に関する情報へのリンク集を公開しています。
まとめ
今回の記事のように、太陽光発電は売電型から自家消費型、そして災害時による電力の供給手段として活用の仕方や、認識のされ方が変わってきています。
あらためて自分たちに置き換えたときにどのように活用するとよいのか一度考え見直しても良いタイミングなのかもしれません。