太陽光発電の「自己託送」というものをご存知でしょうか?おそらくこの情報はあまり聞かれたことがない方も多いのではないかと思います。全量売電型の太陽光発電ではなく、自家消費型太陽光における活用方法の1つですが、企業全体のCO2削減を目指していく上では非常に有効な手段といえます。今回のブログは、この太陽光発電の自己託送について、ご紹介していきたいと思いますので、是非ご参考にしてください。
太陽光発電の自己託送とは?
今までの自家消費型の太陽光発電は、発電システムを設置できる場所と、エネルギー消費を行う場所(消費事業所)が一致しているといった制約があり、それがネックで太陽光発電を導入するメリットが出ないケースが多くありました。
工場や支店の立地により、太陽光発電を設置するスペースが取れるケースと、そうでないケースがあるため、設置スペースが確保できない事業者ですと導入が難しい状況があったのです。
そこで、太陽光に恵まれたエリアで使い余した電力を自社の別店舗、別工場に融通すれば、
自社全体での再エネ化が促進できると考えた制度が、今回ご紹介している太陽光発電の自己託送となります。
太陽光発電の自己託送のメリット
太陽光発電の自己託送は、自家発電した電力を電力会社の送電設備を利用して、他の施設に送電する形となるため、発電して余った電力を売電するのではなく、自社の他の施設に供給することで、会社全体のCO2排出量を削減することが可能となります。
そのメリットとして、
・会社全体の電力コストを抑えられる
・会社全体の環境問題の改善に貢献できる
・太陽光発電の設置スペースがない場合でも活用できる
などが挙げられます。
是非今まで太陽光発電でメリットが出ないと感じた方でも自己託送の方法で一度ご検討いただくことで、効果が出せることもあるのではないかと思います。
まとめ
太陽光発電の自己託送は今後も拡大していくと思われます。(但し、扱える業者は限られるため誰でも自由に扱うことができるものではない状況は発生すると思われます。)
太陽光発電の自己託送は、コスト削減の観点というよりも、自社全体から排出されるCO2削減に繋がる働きが大きい施策となりますので、省エネ推進を進めないといけない企業様は是非活用していただければと思います。
ご興味ある方は、是非お気軽にライフ空調システム株式会社にお問い合わせください。