現在国内では人手不足と言われ、今後の人的作業の軽減化、機械化などに注目が集まる農業ですが、太陽光を活用した農業事業者の支援になる事業があります。
皆さんは営農型太陽光発電という言葉はご存知でしょうか。
今回は「営農型太陽光発電」という事業に関して話していきます。
営農型太陽光発電
農地に太陽光発電システムを設置して発電を行いながら、同時に作物も育てるというものです。
太陽光発電など電気設備工事などを手がけるエネテク(愛知県小牧市)は4月9日、岐阜県加茂郡東白川村との協業により、「きくらげ」栽培および村内の道の駅などの施設やウェブサイトでの販売を開始したと発表した。
きくらげが選ばれた理由は影の影響を受けにくい作物ということが理由です。
本業を超えた新たな取り組みで、地域の新たな特産品を創出する
栽培されたきくらげは現在、村内の道の駅などでの販売や、飲食店への卸販売が行われている。今後は白色の「白きくらげ」栽培、販売されているほか、エネテクが運営する「杜(もり)の工房」では、加工品などの新たな商品の開発や販売も予定されている。
同社は、同事業を拡大することで、村内での雇用、将来的には同事業により、Uターン就農や村外からの移住などを目指すとしている。また、今後は、東白川村での取り組みをモデルケースとして、他の自治体との協業も展開していく計画だ。
今回の取り組みは、同社が東白川村に太陽光発電所を建設したことをきっかけにスタートした。2019年から、同村五加地区の農業用ガラスハウスを同社が借り受け、きくらげ栽培用の設備や加工場を設置。同年12月から、村内で試験的に道の駅などでの販売を開始していた。
まとめ
電力を創出しながら農業事業の支援もできる今回の事業は、今後の展開も期待していきたいですね。