国際エネルギー機関は世界のエネルギー見通しを発表しましたが皆さんはご存知でしょうか?
既存エネルギーや再生可能エネルギーの状況に関して発表がありました。
今回は世界のエネルギー事情についてご紹介していきます。
世界におけるエネルギー見通し
国際エネルギー機関(IEA)は4月30日、世界におけるエネルギー見通しの報告を発表しました。
これによると、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、石炭、石油、ガスなど主要燃料が大きな影響を受けると報告されています。一方で、再生可能エネルギーだけが現在の状況下でも唯一持ちこたえている状況だとしています。
新型コロナの影響は第二次世界大戦以降、最大級の衝撃
再エネは2020年で唯一成長するエネルギーであり、主要燃料では、特に石炭への影響が大きく、2020年には世界の需要が8%減少すると予測されています。これは第二次世界大戦以来最大の減少で、2018年のピークに続いて、石炭火力発電は今年10%以上減少する見込みです。
またレポートでは、2020年のエネルギー需要が6%減少するとしています。これは2008年のリーマンショック後の7倍に相当し、現在、世界で3番目にエネルギー消費が多いインドのエネルギー需要全体を失う量に相当するといいます。エネルギー需要の減少は、先進国で最大の減少が見込まれており、米国で9%、欧州連合で11%減少すると予測されています。
主要燃料の需要が大幅に減少する中、再生可能エネルギーは、2020年で成長する唯一のエネルギー源と報告されています。新型コロナウイルス感染拡大により、サプライチェーンにおける混乱が生じたが、この間に、再エネからの電力生産は5%増加。その他エネルギー源と比べても、電力システムにおける柔軟性と抵抗要素がより際立つ結果となっています。
まとめ
世界のエネルギー状況を見る中で現状の日本や今後の日本についてどうしていくべきか?
このような状況だからこそ、あらためて皆さんと一緒に今後の日本がどうあるべきかを考えていくきっかけになるのかもしれません。