先月末、今年の夏の省エネキャンペーン期間に向けて、「夏季の省エネルギーの取組について」が公表しました。(今年の6月~9月が対象になっています。)政府主導で様々な業界での省エネ推進が発表されています。どのような内容になっているのでしょうか?今回はこの「夏季の省エネルギーの取組について」について政府から発表された内容をご紹介していたいと思います。
夏季の省エネルギーの取組について
「夏季の省エネルギーの取組について」のなかで発表された内容は、以下の分野ごとに法人・個人向けの取り組みを定めています。
・家庭・業務部門等に省エネを促す国民運動の展開
・事業者・家庭等に求める対策
・政府の対策
以上を柱としています。
それでは、それぞれどのような内容を紹介していきたいと思います。
発表の概要
事業者・家庭等に求める省エネ対策は、「住宅・ビル等」「工場・事業場」「運輸」をテーマにまとめていますので一部ご紹介できればと思います。
【住宅・ビル等関係について】
住宅、ビル等の新築、増改築、改修等に当たっては、建築物省エネ法に基づく住宅・建築物の省エネ基準を踏まえ、断熱材の利用、設計・施工上の工夫による熱負荷の低減など的確な設計・施工を行う。そして、ZEH・ZEBはじめとするエコ住宅や建築物の新築・断熱改修等のエコリフォームに努める。
【工場・事業場関係について】
産業界の地球温暖化対策の自主的取組である低炭素社会実行計画を策定している事業者は、
その実現に向け、工場・事業場において技術的に最高水準の省エネルギー機器・設備の導入と設備のきめ細かな運転の管理等により、省エネルギーの取組みを徹底して推進する。
【運輸関係について】
鉄道、バス等の公共交通機関の利用を促進する。
また、近距離の移動については、徒歩や自転車での移動を図る。
道路交通混雑の緩和のための時差通勤の促進に積極的に取り組む。
このように各業界について省エネ推進への取り組みが
政府から発表されています。
まとめ
個人・法人、業界の垣根を越えて、省エネ推進活動を拡大していくことが政府主導のもと行われているのです。
このような発表からも分かるように今後の省エネ化は確実に拡大していきますし、行政からのサポートも拡大していくと思われます。
皆さまも最新情報をキャッチしながら持続的な省エネ推進に取り組んでいただければと思います。