太陽光発電×ITと聞いて皆さんはどのような想像をされるでしょうか?
サイボウズのkintone活用し、太陽光発電のO&Mシステム構築に関して発表されました。
今回は太陽光×ITに関しての新しい取り組みに関してご紹介していきます。
太陽光発電×IT
サイボウズの「kintone(キントーン)」を太陽光発電のO&Mに活用する取り組みが開始される。太陽光発電所の運営・保守サービスを提供するオランジュ(神奈川県横浜市)とキントーンに関するコンサルティングとシステム開発を手掛けるジョイゾー(東京都江東区)が5月26日、協業を発表した。キントーンは、サイボウズが展開する業務改善クラウドツールです。オランジュとジョイゾーはこの取り組みで、太陽光発電×ITの太陽光テック分野を強化する構えです。。
O&Mを、アセットマネジメントまで拡張
今回の協業では、オランジュの持つO&Mの知見とジョイゾーのキントーンの業務活用知見を結集しています。オランジュのO&M業務管理システムを進化させ、さらなる効率効果的なO&M業務管理システム構築をはかります。また、導入活用支援を通じ蓄積した知見の共有も行います。
さらに両社は、O&M業務管理システムの範囲を、技術的な設備管理から、経営管理を含むアセットマネジメントへ拡張していくとしています。今後、O&Mサービス事業者、EPC事業者のみならず、発電所オーナーである発電事業者も対象に、キントーンの導入活用支援サービスを提供していきます。なお、この協業では、太陽光発電O&Mサービスを提供するアドラーソーラーワークス(神奈川県横浜市)も一部アドバイザーとして参画していきます。
オランジュ社は、太陽光発電メンテナンス専業会社として、2010年よりO&Mサービスを提供。専業会社の強みを生かし、「太陽光発電設備の長期安定稼働率向上を念頭に置いたO&M・発電改善支援・改修工事・新設工事・部材調達」を一気通貫で提供している。また、ジョイゾーは2010年に設立。キントーン専業のSIビジネスを展開し、中小企業から大企業まで幅広い顧客に対しシステムの開発支援サービスを提供しています。
O&M分野では、多くの太陽光事業者(O&Mサービス事業者、EPC事業者、発電事業者)は、Excel等での管理に依存しているという。しかし、多数の管理発電所に対するO&Mは、遠隔監視・障害対応・定期点検・改修工事・その他対応等幅広く、それを既存の表計算アプリケーション等で時系列管理するには限界があります。こうしたことから、両社は協業に至ったといいます。今後、O&M業務管理を行う事業者に向け、知見の共有を図っていく構えです。
まとめ
今回は太陽光×ITに関しての新しい取り組みに関してご紹介しました。
これから世の中でITがどんどん進んでいくことにより私たちが取り組んでいる省エネの取組みにもどのように影響していくのか、今後の動向も楽しみですね。
引き続き各社が進めている内容に関しても皆さんにお伝えしていこうと思います。