環境省と国土交通省は7月8日、地域交通の脱炭素化と地域課題の同時解決を目的とした、グリーンスローモビリティの導入を支援する補助事業の募集を開始しました。これにより地域の交通と、省エネ推進の課題を一挙に解決できると良いと思っております。
今回はこのグリーンスローモビリティの内容についてご紹介していきたいと思います。
グリーンスローモビリティとは!?
グリーンスローモビリティは電動で、時速20km未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上の電動パブリックモビリティをいいます。グリーンスローモビリティは、地域住民の足や観光客向け、地域ブランディングとしての活用など、これまでのモビリティでは十分に対応できなかった地域の課題を解決するような使い方が想定されています。
今回の「グリーンスローモビリティ導入促進事業」で補助の対象となるのは、地域交通の脱炭素化を実現するためのグリーンスローモビリティを導入する事業です。
事業の実施により、エネルギー起源二酸化炭素の排出量が確実に削減されることが重要であるため、申請においては、事業の具体的計画内容・算出過程も含む二酸化炭素の削減量の根拠、考え方の明示が求められます。また、事業完了後の一定期間については削減量の実績を報告が必要となります。
補助金の概要
補助率は1/2、事業期間は原則2年度以内となります。
補助事業に応募できるのは、民間企業(導入する設備等をファイナンスリースにより提供する契約を行う民間企業を含む)や地方公共団体、一般社団法人・一般財団法人などです。
補助対象設備は、グリーンスローモビリティ(車両・充電設備)/風雨を防ぐエンクロージャー、レインガード、レインカバー等/脱炭素型地域交通モデル構築に必要なシステム・設備(例えば、オンデマンドサービスを行うための呼出・予約システム、運行状況把握・表示システムなど)。補助事業の対象となる車両は、登録・公開されています。
公募期間は7月8日~9月30日。3回の締切を設けています。
まとめ
地域の交通事情について省エネ化が推進されていけば地域環境の省エネ推進が大幅に進むと思われます。このような取り組みが進めば地球環境に効果があることは間違いありません。