今回の省エネ補助金活用事例は、ビジネスホテルの省エネ補助金活用ならびに施工事例をご紹介します。空調設備や給湯設備と共に、複層ガラス等の躯体改修も行い、建物全体で24.5%のエネルギーコスト削減を実現する事例となります。
施工対象ホテル情報
今回施工対象となりましたホテルは下記の内容になります。
会社 ホテルA とします
業種 ビジネスホテル
主な設備 レストラン1F 宴会場2F 客室3階~6階
所在地 愛知県内
施工実施前の状況
ホテルAは愛知県の拠点を構えるビジネスホテルです。レストラン・宴会場も備えており、客室は6階に渡っていて、ビジネスホテルの規模としては中型の部類と言えると思います。ホテル運営にかかるエネルギーコスト削減は優先順位の高い課題でしたが、小規模の工事では効果が少なく、効果を出そうとするとどうしても大がかりな施工になってしまい、経営者としてはその投資をすることに決断を下せない状態にありました。
そのような状態の中で、共通の知人を通じて弊社にご紹介を頂きました。お話を伺うに、更新が必要な設備やその規模の状況から、国土交通省の出す補助金の活用が適切と考えられること、弊社は空調だけでなく他の分野の施工も可能であること、初期投資額の捻出については、その内容により前向きに話をしてくれる金融機関もあることをご紹介しました。
具体的な施工内容には、当社が専門とするエアコン等の空調工事・給湯設備と共に、西日が入ることによる客室の温度上昇も課題となっており、その対策として客室への複層ガラスの活用を提案しました。これは建物躯体を触ることになるので、建築の経験や知識が必要となるのですが、弊社が過去に取り組んだ商業施設や宿泊施設の経験を活かすことによって、効果的かつ現実的な施工費用のご提案を行うことに成功しました。そして、具体的な施工内容のご提案とお見積り、そのうち補助金で確保が見込める金額、自己負担分の金融機関からの借入可能性についてご提案を行い、受注に至ることができました。
まとめ
エネルギーコスト削減が優先順位高い課題と分かっていながらも、効果的な工事を行うための補助金の選定や金融機関との交渉に不安を感じている経営者は数多く存在していると考えています。弊社は各省(経済産業省、国土交通省、環境省)が出す補助金の申請に経験があり、各省で異なる制度や性質も経験的に理解をして進めることにより、補助金の取得を行っていきます。また、大型の工事となると、補助金が出るとはいえ自己負担分を自己資金のみで行うことも難しいケースも数多くありますが、お客様の財務状況からマッチングが予想される複数の金融機関様のご紹介も行っていきます。施工だけではないその周辺の支援も通じてエネルギーコスト削減を実現しますので、このような点に課題を持つお客様はぜひ弊社にお声がけください。