皆さんは国から出ている補助金の中で採択予定件数が
1件しかない案件の話を聞いたことがありますか?
補助金制度のお話を聞かれたことがある方の中でも、
1件しか採択予定がない補助金についての話は
聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?
ここまで平成30年度の省エネ補助金について3回に分けて
ご紹介してきましたが、今回は平成30年度の補助金の
1つである建設機械の導入に対する補助金についてご紹介します。
省エネルギー性能の優れた建設機械導入に対する補助事業
平成30年度に経済産業省が実施している補助金であり、
省エネルギー性能の優れた建設機械の導入事業に伴う経費に対して、
民間団体等が、その費用負担を軽減するため当該経費の
一部を助成する事業等に要する経費を補助し、
省エネルギー型建設機械の市場活性化や
一層の省エネ性能等の向上を支援し、
低炭素社会の実現に貢献することを目的としています。
事業スキームについて
経済産業省
(申請)↑ ↓(補助) 補助率:定額
民間団体等(補助事業者(業務管理事業者))
(申請)↑ ↓(補助) 補助率:9/10または6/10相当 (上限は 300 万円)
民間事業者等(間接補助事業者)
事業内容
省エネルギー性能の優れた建設機械の導入に対する補助事業であり、
民間企業等が、国土交通省策定の燃費基準値を超える燃費性能等を有し、
かつ、オフロード法排出ガス四次規制(2011、2014年)等に
適合した建設機械を導入する際、その導入費用について補助を行います。
なお、対象となる建設機械の機種は、ハイブリッド機構や情報化施工等の
省エネルギー技術が搭載されている油圧ショベル、ブルドーザー、
ホイールローダーの3機種です。
応募資格
①日本に拠点を有していること。
②本事業を的確に遂行する組織、人員等を有していること。
③本事業を円滑に遂行するために必要な経営基盤を有し、
かつ、資金等について十分な管理能力を有していること。
④経済産業省からの補助金交付等停止措置又は
指名停止措置が講じられている者ではないこと。
補助金交付の要件と補助率・補助額について
採択予定件数:1件
補助率:定額補助(10/10)
補助予定額:1,270百万円(うち、業務管理事業:60百万円以内)
なお、最終的な実施内容、交付決定額については、
経済産業省と調整した上で決定することとします。
まとめ
今回ご案内した補助金のように募集枠が少なくとも、補助金額が大きなものもあります。
自社にとって必要なリソースが補助金を活用して手に入れられるのであれば、
募集枠に捉われずに申請するという手段も検討してみてはいかがでしょうか?
補助金申請に関しても募集期間は通常1カ月間と短いです。
今後補助金を活用してみたいと考えている企業様は
常に最新の補助金情報を手に入れられるよう準備をしておくことが重要です。