今回の省エネ補助金活用事例は、医療機関での省エネ補助金活用事例を紹介します。これまでは製造業工場や商業ビルなどの事例を多く紹介をしてきましたが、特に中型から大型の医療機関、クリニックもまたエネルギーコストの削減が課題となっている業界となります。
施工対象企業情報
今回施工対象となりました企業は下記の内容になります。
会社 医療法人A とします
業種 医療機関(整形外科)
従業員数 非常勤等を含め約50名
所在地 愛知県内
施工実施前の状況
医療法人Aは整形外科クリニックで、リハビリ施設なども併設し整形外科のカテゴリーの中では大型に部類される病院です。また、実際には整形外科だけではなく内科などの診療も行っています。
土曜日を含めた平日は休診もなく業務を行い、大型の医療機器も多く、またリハビリ施設も併設しているため、電気代はコストの中では大きな割合を占めており、収益改善のためには優先順位の高い課題になっていました。
しかし、当然医師等の医療従事者にはエネルギーコスト削減に専門的に取り組むことができるメンバーはなく、事務方はリーダークラスを含めてほとんどがアルバイト・パートによってスタッフを構成しているため、エネルギーコストを削減するという業務範囲外の検討を任せることができる人がいないという状態でした。
そのような時に弊社が共通の業者を通じて医療法人Aの事務長様とお会いさせて頂きました。弊社が医療法人Aのエネルギーコスト削減の管理者的な位置づけを代行し、収益改善に対して懸案となっているエネルギーコスト削減に取り組むことを提案しました。
まとめ
現在の医療機関は、医師等の専門的な職に就く人たちは特に多忙であり、事務方はパート・アルバイトの方々を中心に業務を行っているため、一般企業のような管理部の機能を営業系の社員が兼任したり、管理部の専門スタッフを配置したりすることが一般的に難しい状況にあると言えると考えられます。しかし、医療機関もエネルギーを多く使用する1つの業種であり、エネルギーコスト削減は他の業界の企業と同様に優先順位の高い課題としてあげられます。弊社は現場調査、エネルギーコスト診断、補助金選定から施工までを一貫して行うことを強みとしており、エネルギーコスト削減を社内で推し進める人が確保できない企業様に対しては、その管理者的な位置づけとして仕事に取り組むことができます。この医療法人Aの事例も、その弊社の強みを活かした