太陽光発電事業を行っている会社から「ご所有建物の屋根を貸して欲しい」といった提案を受けたことはないでしょうか?
直接提案を受けたことがある方もいれば、話には聞いたことがあるけれども詳しくは知らない方もいらっしゃると思います。
この太陽光発電の「屋根貸し」は、どういったものなのでしょうか?又、企業側にどういったメリットがある取り組みなのでしょうか?
今回のブログは、知っているようで実はあまり知らない太陽光発電の屋根貸しについて3週にわたりご紹介したいと思います。
今まで太陽光発電は聞いたことはあるけど・・・。
という会社様であっても、新しいとなる可能性はありますので、是非覚えていっていただければと思います。
太陽光発電の屋根貸し事業とは
太陽光発電の屋根貸し事業とはどういったものなのでしょうか?
「屋根貸し」と名前が付いているだけあり、建物の屋根を使った太陽光発電の方法になります。(野立てで設置する太陽光発電ではないことになります。)
建物の屋根に設置する太陽光発電というと、自家消費型の太陽光発電をイメージされる方もいると思います。
自社で発電した電力を自社で使うために設置する太陽光発電のことです。
今回ご紹介する屋根貸しは自家消費型の太陽光発電とはまた異なる仕組みのものです。
自家消費型の太陽光発電、全量売電型の太陽光発電、太陽光発電の屋根貸し事業など様々な形態があるため理解することが大変な分野ではありますが、是非この機会の皆さまの会社ではどの方法がメリットがあるかを考えていただければと思います。
ではまずはその内容について紹介していきたいと思います。
太陽光発電の屋根貸し事業の概要
皆さまにはあまり実感がないかもしれませんが、太陽光発電事業を行っている会社は好立地の太陽光用地を日々探しています。
日当たりが良く、前面道路が広く、広い土地があり、坪単価が安い土地があれば仕入れたいと思っており、不動産会社などに営業活動を行うこともあります。
(太陽光用地の場合、一般住宅用地とは異なり市街化調整区域と言われるエリアの土地を探しています。単価としては㎡/10,000円など以下が相場となります。)
太陽光の日当たりが良く、高い発電効率を誇る土地を仕入れて太陽光発電を設置することができれば、それだけ多くの売電利益を生み出すことができるためです。
しかし、好立地の用地は、不動産会社も含め様々な太陽光業者が既に営業していることも多く簡単には優良物件が出てきません。
そこで不動産用地の代わりとして、活用していない工場や倉庫の屋根を貸してもらい太陽光発電設備を設置することで、高い発電効率の太陽光発電を実現しようといった提案がされているのです。
使っていない屋根を有効活用するのであれば、まさにエコと言えますね。
まとめ
今回は太陽光発電の屋根貸し事業の仕組みについて紹介してきました。
どのような仕組みで行われている事業かはご理解いただけたかと思います。
来週のブログは引き続き、太陽光発電の屋根貸し事業のメリットやデメリットについて触れていきたいと思います。
是非ご愛読お願い致します。