京都市にあるラプラス・システムという企業は、複数の太陽光発電所の管理に特化したソフトウェア「L・eye(エル・アイ)総合監視」のリリースを発表しました。この新サービスでは、複数の発電所の情報把握から発電所毎の詳細な情報の確認まで、幅広いニーズに応える遠隔監視を実現しています。このシステムは非常に画期的であり、今後も注目される内容になると我々も考えています。
今回のブログは、このようなL・eye(エル・アイ)総合監視について、ご紹介していきたいと思います。
省エネに関連するイベント!?
ラプラス・システムは2016年に遠隔監視システム・サービス「L・eye」の販売を開始しました。「L・eye 総合監視」では、「L・eye」で計測する、すべての発電所の状況をまとめて表示することが可能です。
そのポイントとして、以下3つをあります。
総合監視ならではの多面的な状況把握
全発電所、グループ毎、発電所毎など、さまざまな視点から発電状況の把握が可能。発電所・グループの状況は、リスト形式で一覧、所在地はマップで表示することが可能です。又、各発電所のさらに詳細な状況確認ができる「L・eye監視画面」へ移ることができ、異常時にはさらに詳細な状況確認ができる仕様となっています。
表示項目や表示範囲を設定・編集
発電所のグループ化や表示順・表示項目の変更など、監視画面を自由に編集できます。売電価格を設定し、発電所・グループ毎または全体の収益をトップ画面で表示することも可能です。なお、収益の表示は、発電量と係数(売電価格)をもとに算出した概算値になります。また、100件以上の登録は正しく表示されない可能性があります。
発電所毎の比較など活用の幅を広げる機能を搭載
発電所毎の比較グラフ表示やレポート作成などこれまでにない機能を搭載しました。発電所毎の数値実績をCSVファイルで一括ダウンロードしたり、日・月の発電実績をレポート形式で表示、PDFで保存したりすることができます。
まとめ
遠隔監視システム・サービス「L・eye」は、パワーコンディショナー(PCS)と直接通信し高精度な遠隔監視を実現するシステムとなっています。PCS毎の発電状況や故障・異常の検出が可能で、トラブルの早期発見・原因の特定をサポートし、発電機会の損失を最小限に抑えることができます。また、出力制御にも標準で対応し、出力制御対応件数は4,000件以上。PCSメーカー対応数も業界トップクラスを誇っています。
ラプラス・システムは2020年で創立30周年を迎える会社ですが、このような革新的な商品を生み出しています。相乗効果への期待も含めて、是非様々な企業が省エネ推進に繋がる製品の開発に乗り出していただければと思います。