重要分野の目標について
今週も重要分野のうち、一部の主な目標等を紹介できればと思います。
燃料アンモニア産業 石炭火力への20%混焼の導入・拡大
短期的(~2030年)には、石炭火力への20%アンモニア混焼の導入や普及を目標としています。そのために、2022年度から3年間、NEDO事業において実機を活用した20%混焼の実証を経て、電力会社を通じて、NOx抑制バーナーとアンモニア燃料をセットにして、既設発電所への導入を目指しています。
燃焼してもCO2を排出しないアンモニアは、石炭火力での混焼などで有効な燃料です。混焼技術を早期に確立し東南アジア等に展開しています。東南アジアの1割の石炭火力に混焼技術を導入できれば、5,000億円規模の投資が見込まれています。
水素産業 導入量は2050年に2,000万トン程度に
導入量拡大を通じて、水素発電コストをガス火力以下に低減(水素コスト:20円/Nm3程度以下)することを目標としています。導入量は2030年に最大300万トン、2050年に2,000万トン程度を目指しています。うち、クリーン水素(化石燃料+CCUS、再エネなどから製造された水素)の供給量は2030年のドイツの再エネ由来水素供給量(約42万トン/年)を超える水準を目指しています。
水素発電タービンは、2050年までの累積導入容量は最大約3億kW(約23兆円)を世界 で見込んでいます。この世界市場を獲得するため、早期の実機実証を支援し、国内での商用化を加速しています。
また、電力会社へのカーボンフリー電力の調達義務化と、取引市場を活用しています。再エネや原子力と並んで、カーボンフリー電源として水素を評価し、水素を活用すればインセンティブを受け取れる電力市場を整備しています。
まとめ
来週も引き続き政府の掲げた省エネ目標をお伝えしていければと思います。
実現可能な目標と計画であることを期待しつつ、私たちも日々の省エネに取り組みたいと思います。