こんにちは。ライフ空調です。
前回までのブログでは、産業用蓄電池が非常時の備えに有効な理由を
ご紹介致しましたが、実は環境メリットも大きいことをご存知でしょうか?
意外にも環境に優しい具体的な理由とその効果までは、あまりよく知られていません。
ここでは、蓄電池が環境に優しい理由の裏付けを紹介しながら、
環境メリットを数値化することで、蓄電池の環境メリットを詳しく解説していきます。
■蓄電池は節電効果で環境に優しい
蓄電池が環境に優しいと言われる1つの理由が、節電効果による
電力の有効活用です。
蓄電池は、太陽光発電から電気を充電して、効率的に使うことで
節電に役立てられます。
特に、太陽光発電と蓄電池を併用することで、
売電時の送電ロスをなくして電力を最大限に活用、結果として
環境負荷の低減に繋がります。
■環境へ配慮したZEHに欠かせない蓄電池
蓄電池で環境貢献できることは、国から交付されているZEH補助金に、
蓄電池が要件として含まれている事実が強い裏付けになっています。
ZEH住宅とは、住宅で消費するエネルギーと創り出すエネルギーの和が、
ゼロまたはマイナス0になるような省エネ住宅をいいます。
国は、地球温暖化問題の原因となっている温室効果ガス削減するため、
このZEH住宅を施策の1つの柱として推進中です。
そして、ZEH住宅の普及に一役買っているのがZEH補助金で、
この補助金要件に蓄電池も含まれています。
太陽光発電の余剰電力を上手に使い切るためには、蓄電池が不可欠なのです。
■数値で見る蓄電池の環境メリット
蓄電池が節電効果で環境に優しいことはわかりましたが、
実際にどれだけ地球環境の改善に貢献できるのでしょうか?
実際に、環境メリットの効果を具体的な数値に落として見ると、
太陽光発電と蓄電池の導入=年間830kgの二酸化炭素削減
とになります。
結論から入ると、蓄電池を導入することは、
太陽光発電と組み合わせることで、温室効果ガスである二酸化炭素を
年間で830kgも削減することに繋がります。
さらに、蓄電池を10年間使えば、なんと8.3トンもの
二酸化炭素を削減できるわけです。
少し視点を変えてこの二酸化炭素量を杉の木に換算すると、
杉の木1本が吸収する年間の二酸化炭素量が14kg-CO2なので、
おおよそ59本になります。
つまり蓄電池を導入すると、
59本の杉の木を植えていることと同じ環境貢献ができる、ということになります。