こんにちは。ライフ空調です。
今月のテーマは「地球温暖化問題」です。
この問題を様々な角度から解説することで
私たちが住む地球の危機をお伝えしようと思いテーマに選びました。
これまでのブログを読んでいただいた方は
「地球温暖化問題が深刻だ」ということはお分かりいただけたと思います。
このブログでは、地球温暖化問題の原因である
『温室効果ガス』についてご紹介いたします。
■京都議定書が定めた地球温暖化の原因となる温室効果ガス6種類
温室効果とは、地球の気温をビニールハウス(温室)の内部のように温めることです。
温室効果ガスは、地球の気温を温める気体を指しています。
1997年に地球温暖化防止のために京都で国際会議が行われ、
6種類の気体が温室効果ガスとされました。
二酸化炭素(CO2)
メタンガス(CH4)
一酸化二窒素(CH4)
ハイドロフルオロカーボン(HFC)
パーフルオロカーボン(PFC)
六フッ化硫黄(SF6)
なかでも、二酸化炭素(CO2)は、
私たちが吐く息にも含まれているくらいありふれた物質です。
気象庁によれば、温室効果ガスの総排出量の76%ほどを占めているとのことで、
二酸化炭素が温室効果ガスの中心ともいえます。
そんな二酸化炭素が使われているのは、化石燃料を使うものすべてです。
石油、天然ガス、石炭などがその代表で、これらの化石燃料を燃やすと
二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などが発生します。
石油は私たちにとって最も身近な資源として、
暖房や電気の熱源、自動車を走らせる動力源、プラスチック製品など、
多様な場面で使われています。
2016年には日本のエネルギーのうち89%が化石燃料であると
資源エネルギー庁から報告がありました。
そして、六フッ化硫黄は、今まで紹介した温室効果ガスの中で
最も高い地球温暖化係数を持っています。
パーフルオロカーボン類と同様に、私たちの生活に欠かせない
電気関連機器に用いられています。
熱に強くさびにくい特徴を持っているので、
電気関連機器の絶縁体に使われることが多いです。
■おわりに
地球温暖化は長年言われ続けている問題ですが
それは嘘だと唱える人も一定数存在します。
その背景で、温室効果ガス、主に二酸化炭素の排出量は年々増えています。
2008年には世界中で295億トンだった二酸化炭素排出量は、
10年後の2018年には325億トンになっています。
温室効果ガスと地球温暖化が無関係であるとはっきりわからない以上、
このまま温室効果ガスの排出量を増やして何かあってからでは遅すぎるのです。
私たちの生活のツケを、22世紀に生きる子供たちが
すべて背負わなければならないかもしれません。
できるところから温室効果ガスの排出量を抑える取り組みをすることが、
最も望ましいのではないでしょうか?