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原料は「植物かす」など・・・脱炭素の切り札「バイオコークス」の可能性

こんにちは。ライフ空調システムです。

今月のブログは脱炭素ニュースを中心としたテーマでお送りいたします。

いま世界中では、「持続可能な社会」に向けて様々な動きと取り組み、

さらにはビジネスが日々行われています。

日本でもまた、続々と各自治体や企業で施策の検討や研究が行われています。

本ブログでここ最近の動きなどをまとめることで

皆さまに分かりやすく、より理解を深めるお手伝いができればと思います。

■脱炭素の切り札「バイオコークス」とは

持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが進む中、

温室効果ガスの排出量削減の動きが本格化しています。

化石燃料は二酸化炭素を排出する一方、日常生活に欠かせませんが、

その一つである石炭コークスに代わる燃料として注目が集まるのが、

木くずや食品廃棄物などを原料とした「バイオコークス」というものです。

脱炭素社会への切り札として伝統工芸や飲食店でも導入の動きが広がっています。

バイオコークスはバイオマス原料を圧縮し、加熱や冷却などの工程を経て完成します。

どんな原料からでも作ることができるのが強みで、原料は幅広く、

植物のかすや樹皮、排泄(はいせつ)物のほか、

一部の有識者からは「古着や紙も原料になる」といわれています。

燃やした際に出る二酸化炭素は、光合成などで吸収した分が外気に戻るとの考え方から、

排出量ゼロと算定できます。

■ファストフード店、伝統工芸工房など・・・各業界で続々と導入を検討する動き

革新的な燃料は、脱炭素社会への切り札として伝統工芸や飲食店でも

導入の動きが広がっています。

ファストフードのモスバーガーはコーヒーを抽出したかすを加工し、

焙煎の燃料として使う取り組みを進めています。

ことし4月には、岩手県の伝統工芸の工房が、

樹皮やリンゴの搾りかすを使ったバイオコークスを使用して

炉で使う燃料の一部をバイオコークスで代替する実証実験を実施し

通常使う石炭コークス20キロのうち、熱量の1割にあたる2キロ分を

バイオコークス4キロに置き換え、鉄器の品質を維持できるかを試行し

ニュースとなりました。

脱炭素社会を意識して、今後もバイオコークスを導入する企業が増えていく

見通しです。

■おわりに

いかがでしょうか?

世界での争いの多くは、エネルギー資源の争奪から始まっています。

エネルギー資源は我々人類が生活するうえでなくてはならないものゆえ、

時には武器にもなってしまいます。

化石資源から再生可能なエネルギーへの転換によって

どの国でもエネルギーの自立ができれば、争いはなくなるかもしれないほど

重要なものなのです。

『 原料は「植物かす」など・・・脱炭素の切り札「バイオコークス」の可能性 』 投稿日: 作成者: admin

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