こんにちは、ライフ空調システムです。
2016年に電力小売りの全面自由化が始まって5年ほど、
その翌年にはガス小売りの全面自由化が始まりました。
こうした自由化は、私たちにとって契約する電力・ガス会社の選択肢が広がり
良いことが多いですが、それを悪用する業者も一定数存在します。
「大手から切り替えると安くなりますよ」と言って強引に勧誘したり、
「マンション全体で切り替わっていますから」と言われ契約してしまった・・・
なんていうケースが後を絶ちません。
あまりに悪質なケースが目立つため、国民生活センターと消費者庁、
経済産業省の3者が合同で2021年12月17日、
「電力・ガス自由化をめぐるトラブル速報」を発表し警鐘を鳴らしています。
皆さまもこうした被害にあわないよう、くれぐれもお気を付けください。
■よくある被害のケースは「マンション全体の電力プラン変更です」
経済産業省によると、いずれも家庭用で、新電力が占める割合は2020年末で
約20%(約700社)、新ガスは約16%(約80社)になっています。
ともにシェアは毎年増えていますが、それとともに大手電力・ガス会社からの
契約変更の勧誘をめぐるトラブル相談も急増しているのです。
ここでは特に被害報告の多い事例を紹介いたします。
【ケース1】
夜遅くの来訪。勧誘を断っても帰らないので、仕方なく契約してしまった
【ケース2】
知らない業者から「マンション全体のプラン変更だ」とだまされ、
検針票を見せて申込書に記入してしまった
【ケース3】
電話で契約先変更を勧められ、承諾しなかったのに請求書が届いた
【ケース2】については、特に注意が必要です。
大手電力・ガス会社を名乗って勧誘をするケースや、
マンション全体の供給契約が変わるかのような説明を行うケースが
非常に多く報告されています。
これは、どこの電力・ガス会社と契約しているのか、
知らない人が多いため騙されやすいのです。
自信がどこと契約しているのか、しっかり把握し、記録しておくことが必要です。
また、検針票の記載情報はくれぐれも慎重に取り扱う必要があります。
氏名(契約名義)、住所だけでなく顧客番号、供給地点特定番号など
検針票の内容は重要な個人情報です。
検針票を見せたために勝手に契約書を結ばれたケースが多くなっています。
引っ越しの際には不動産業者や契約代行サービス事業者に任せたままでいると、
知らないうちに別の電気・ガスと契約したことになっているケースもあります。
被害にあうまえにしっかり確認しておきましょう。