こんにちは
ライフ空調です。
前回は遮熱シートの基本の仕組みや効果について紹介致しました。
遮熱シートは日光が直接当たる屋外や工場内の高温な設備に使用することで
作業する人の体感温度を下げて、熱中症対策や空調費の削減、
さらには省エネ効果など様々なメリットが生まれます。
こちらのブログでは、
工場で使用する場合、具体的にどんな設備にどのように使用すれば
効果的なのか?実際の事例を紹介していこうと思います。
ひとくちに工場といっても使う設備や建物は様々ですので
このブログを参考にイメージができれば幸いです。
◆倉庫屋根(下)・ 熱中症対策改善事例
屋根が高い倉庫の事例です。
夏場に工場内に熱がこもり、作業者が暑いので対策したいということで
導入を決定。
屋根の下と壁に高性能アルミ遮熱シートを取付けることで、
太陽からの輻射熱を室内に侵入させない効果があります。
とくに屋根が高い場合、屋根下のみに遮熱施工をしても効果を実感しにくく
比較的日が当たる壁も遮熱施工をすると、遮熱効果をより体感することが出来ます。
施工後は建物全体が、日陰になったように涼しくなりました。
◆工場高温作業が発生する工場 熱中症対策改善事例
高温物を扱う製鉄所のため、夏場になると体調不良を訴えたり
熱中症になる作業員が増えていた。暑熱対策をしたいとのことで導入を検討。
こちらの場合は製鉄に使用する各設備とボイラーや
炉等の周辺に施工をしました。
高温物と作業員の間に不燃タイプの遮熱シートを置くことで、
作業員に輻射熱が当たらないように改善。
ワイヤーで吊下げたり、移動式パーテーションや安全柵などに固定することで
清掃やメンテナンスなどの際、簡単に移動や撤去させてりできます。
◆おわりに
遮熱シートの導入は投資額が大きくなく、手軽に作業員をまもることができる点です。
工事などで邪魔になる場合は容易に移動できる点も良いです。
もちろん大きな工場の天井などに遮熱シートをいれるとなると
工事費用はかかってきますが、耐久性のものを導入することで
メンテナンス費用も抑えることができ、空調費も削減できるので
費用対効果がかなり良いと言えるでしょう。
また、外部に工事をたのむ予算がないという方には、
遮熱シートを購入して自社で作業場の柵や手すりにぶら下げたり
貼りつけたりして使用するという方法もあります。
ぜひ検討してみてください。