こんにちは。ライフ空調システムです。
7月の中旬から天気がゆらぐ日がおおいですが、
夏らしい高い気温になる日も増えてきました。
この先も厳しい暑さが予想されるなか、政府は7年ぶりに全国で節電要請を行い、
9月末までの間、無理のない範囲で節電への協力を呼びかけています。
こうした中、「ZEH」と呼ばれる省エネ住宅が注目されています。
今回のブログでは、その概要や特徴の解説、
最後には家庭でできる節電方法を紹介していきます。
■省エネ住宅「ZEH」の特徴と効果
「ZEH」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、
省エネによって消費電力を減らしつつ、太陽光発電などで電力を生み出すことで、
1年間のエネルギー消費量が差し引きで「実質ゼロ」になることを目指した住宅です。
このうち、大手住宅メーカーが販売している住宅では、壁や天井などに
断熱材を用いているほか、大きな窓は断熱性能が高いものにしています。
窓は、ベランダの軒を長くして、直射日光が入ることを抑えながら、
昼間は照明がいらないように外の光を取り込めるよう工夫されています。
また、屋根に設置した太陽光パネルで発電するほか、ガスから水素を取り出して
電気をつくる燃料電池も備えています。
さらに、専用のモニターで電気の使用量と発電量が一目で分かるようにしています。
そうすることで、節電意識も高まり、
“子どもが環境問題を意識するきっかけになった”
という声もあるようです。
建築費用は、一般的な住宅に比べ少し高ですが、
・電気代を大幅に抑えられる
・余った電気を売れる
ことなどを考えれば、10年ほどで初期費用は回収できる
といった考え方ができます。
■家庭でできる節電
経済産業省によると、令和2年度に建てられた新築の注文戸建て住宅のうち、
24%が「ZEH」と呼ばれる住宅で、徐々に普及が進んでいるということです。
意外と多いなといった印象ではないでしょうか?
この数字からも現在の世界の省エネ意識が高まっていることがうかがえます。
皆さんは夏場に家庭で使用するエアコンで、
最も電力を消費するケースをご存知でしょうか?
冷房を使う際、25度とか26度にされている方もいると思いますが、
実は設定温度を1度上げると、消費電力が13%程度ほど変わってくるのです。
このため、設定温度を1度上げて、28度に近くにする。
そして、エアコンと一緒にサーキュレーターや扇風機を使い、
部屋の中の空気を循環させたほうが、電力消費を抑える効果が高いのです。
また、
・エアコンを使う前(特に夜)、窓を開けて部屋の温まった空気を入れ替える
・窓に断熱シートを貼ったりして、外の熱をできるだけ室内に入れないようにする
ことも節電効果を高められるとしています。
さらに、
・炊飯器や電気ポットの保温機能は、長時間、使わないようにする
・ヘアドライヤーは、あらかじめタオルでよく髪の水分を落としてから使う
ことなども、節電につながるとしています。
■おわりに
これからしばらく暑い日が続きます。
皆さんも省エネ住宅「ZEH」のような大規模な改善のほかにも、
今回ご紹介したような身の回りでできる節電対策もぜひお試しください。