こんにちは。ライフ空調システムです。
2022年もあと数日になりました。
今年を振り返ると、終息することはできなかった新型コロナウイルス感染症に
加え、ウクライナ侵攻によって世界情勢も大きく変化するなど
様々な出来事があったと思います。
今回は夏の電力不足が懸念されることから政府が発した「節電要請」により
注目が集まる「節電」について、くらしの中で気になるトピックを紹介していきます。
■LEDの普及状況
LED電球が本格的に普及し始めた2012年頃から10年が経過し、LED電球から
LED電球へ買い替えるケースも増えているはず。
では、10年前のLED電球と現在の製品ではどのくらい消費電力が違うのでしょうか?
比較してみました。
2012年に売られていたパナソニック製のLED電球で、
現在の60形「LDA7LDGSZ6」(7.4W)と同じ810lm(ルーメン)の明るさを持つ製品は「LDA11L-G/W」でした。型番から分かるように消費電力は11.2W。これを使っている
家庭が最新の同等製品に交換すると電気代を3割ほど削減できます。
まだ進化の途上にあったこともあり、LDA11L-G/Wの光は白熱灯に比べて
黄色が強い印象。照らされたものの色をどの程度再現できるかを表す「演色性」も
当時のLED電球は総じて低めでした。
一方、現行のLDA7L-D-G/S/Z6は「Ra90」(Ra=平均演色評価数)という
高い演色性を持っています。これは自然光(Ra100)に近いレベル。
60形白熱電球の定格消費電力は54Wです。LED電球で同等の明るさを持つ
同社の「LDA7LDGSZ6」は7.4W。消費電力は約7分の1でした。
電気代も同様です。これは同社のWebサイトで提供している
「LED電球取り替えシミュレーション」によると、白熱電球の年間2916円に対し、
LED電球は400円と7分の1以下でした(毎日5.5時間使用、27円/kWhで計算)。
つまり10年前の60形相当LED電球を最新型に置き換えると、大幅に電気代の
節約になります。
■おわりに
如何でしょうか。もしまだ家や会社の中に10年ほど前の白熱電球があるのなら
早々に切り換えた方が長い目でみるとかなりの節約ができることがわかりました。
また、当時の電球よりもLEDは明るさも優れていて食べ物がおいしそうに見えるはず。
これは節電以上のメリットかもしれません。