こんにちは。ライフ空調システムです。
今年も残すところわずか数日ですが、皆様は如何お過ごしでしょうか。
2022年も残念ながら、新型コロナウイルス感染症の終息にはりませんでしたが
来年こそは感染を気にせず、自由な気分で旅行や外出を楽しみたいですね。
さて、今年の猛暑や寒波などの異常気象により電力需要が上昇している中、地震や台風、
火災などの自然災害などで不安定な電力需給バランスが続いています。
更に、ウクライナ情勢の影響を受けてエネルギー価格が世界的に高騰しており、電力の
安定需給に対するニーズは一層高まっています。
このような背景から、2022年は更に定置用蓄電池(以下ESS)の導入拡大が見込まれ、
2022年のESS世界市場は出荷容量で前年比157.4%の95,835MWh、出荷金額が
同160.7%の449億8,400万USドルを見込んでいます。
矢野経済研究所は今年9月14日、定置用蓄電池(ESS:Energy Storage System)の
世界市場規模は、出荷容量ベースで2020年に前年比42.7%増の3万3692MWh、
出荷金額ベースで同33.7%増の121億6800万米ドルとの推計結果を発表しました。
カーボンニュートラルの実現に向け、世界各国の再エネ発電設備の設置数は
益々増加する見込みです。再エネ設備の設置増加に対応し、電力品質の安定を
目的とするESSの導入も増加する見通しです。
また、ESSメーカー各社では、材料の変更や設計方式の改善などによる
ESSの価格削減に向けた努力が図られており、ESS価格の下落が一層進展することが
期待されています。なお、バッテリーマネジメント技術やシステム効率の改善なども
ESSの価格削減に貢献するものと思われます。
上述のことなどから市場は拡大基調にあり、2031年のESS世界市場は
出荷容量が457,880MWh、出荷金額は1,734億4,600万USドルまで成長すると
予測されています。