日本航空(JAL/東京都品川区)は、
世界最大級のリニューアブル燃料(再生可能資源由来の燃料)メーカーである
フィンランドのネステ、また、ネステの日本地区総代理店である伊藤忠商事と、
SAF(持続可能な代替航空燃料)の調達に関する契約を締結したと発表しました。
JAL、国内外で再生可能燃料「SAF」の調達と利用を拡大
海外での取り組みとして、ネステとロサンゼルス国際空港でSAFを調達する契約を締結しています。
国内では伊藤忠商事とネステが製造したSAFを日本に輸入調達する契約を締結しています。
又、今後の取り組みとして、伊藤忠商事と2023年度のSAF調達に向けた協議を行うための覚書を締結しています。
ネステは、フィンランド、オランダ、シンガポールに製造施設を所有し、
廃食油や動物油脂等を原料に、年間約10万トンのSAFを生産している会社です。
今後シンガポールとオランダの生産能力を増強し、
2023年末までに年間約150万トン
2026年上期までに年間約220万トン
のSAFを生産する計画を明らかにしています。
シンガポールにおいては、
2023年3月までに、年間100万トンのSAFを製造できる大規模製造施設を稼働させる予定。生産量の大幅な増加が見込まれています。
JALは、今後も海外と国内でのSAFの調達に向けて、
Neste社と伊藤忠商事との取り組みを進めていく予定となっています。