自然電力とダイナックスは、北海道苫小牧東部地域(苫東地域)の大型工業団地に、
道内最大級の自家消費型太陽光発電設備(DC 3.85MWp/AC 2.75MW)を建設し、
自営線を活用した「直接供給型」の再生可能エネルギー導入を実施すると発表しました。
自営線で再エネ直接供給、3.8MW・オフサイトPPAで 北海道
オフサイトPPAモデルを活用し、自然電力が太陽光発電設備の導入・需給管理・設備の運営保守サービスを提供します。
同設備で発電された電気は「ダイナックス 苫小牧工場」 (北海道苫小牧市) で100%自家消費しています。
これにより、ダイナックスの事業活動に伴うエネルギー調達を、化石燃料から再生可能エネルギーへ移行しています。
苫東地域臨空柏原地区に賃借した土地63,721m2に、新たに太陽光発電設備を建設します。
同事業は、自然電力として国内最大級の発電容量となるコーポレートPPAスキームを利用したプロジェクト。北海道内の自家消費/自営線型コーポレートPPAとしても最大級だといわれています。
輸送空間に自営線を敷設、直接供給を実現
同事業ではオフサイトに電源を設置しながら、苫東地域の輸送空間(上下水道・ガス管など産業インフラ敷設のための専用用地)に自営線を敷設することで、発電設備から需要点となる施設までの直接供給を実現しています。
なお、同事業では日本最大の産業地域である苫東地域の土地を、同地域の管理・運営を行う第三セクターの苫東(北海道苫小牧市)から事業期間にわたって賃借し事業を進めています。
なお、オフサイトPPAは、再エネ電源の所有者(発電事業者等) と電力の購入者(需要家等) が、事前に合意した価格・期間での再エネ電力の売買契約を締結し、需要地から離れた場所(オフサイト)に設置された再エネ電源で発電された再エネ電力を、一般の電力系統などを介して電力購入者へ供給する契約方式を指しています。