お世話になります。
ライフ空調システム株式会社です。
今回も前回に引き続き建設業界で問題視されている2025年問題についてご紹介していきたいと思います。
建設業の規制は2024年以降
これら労働時間の上限規制について、建設業では特別に5年の猶予が設けられています。
建設業はライフラインの構築・整備を通して国民の生命・生活を護るという大役を担う基幹産業であり、労働時間の機械的な短縮が容易ではないためです。
また、日給で働く技能者が多いため、休みが増えれば収入ダウンに直結する事情もあります。
結果として、建設業の労働時間は年間平均2,078時間と運輸・郵便業についで長く、他業種と一律で規制を始めるのは現実的ではありませんでした。
ですが、猶予が明ける2024年4月まで、もういくらもありません。
産業別労働時間
建設業では例外的に復旧・復興の場合のみ「単月で100時間未満、2~6カ月 平均で80時間以内」の条件が適用されないものの、それ以外では他業種同様の規制をクリアする必要があります。
罰則は6カ月以下の懲役または30万円以下の罰金と、けっして小さくはありません。
時代の流れの面からも、避けて通れない課題といえます。