お世話になります。
ライフ空調システム株式会社です。
今回のブログも建設業での省エネ・BCP対策の観点から地盤対策について考えていきたいと思います。
建設業における地盤強化とBCP
6. 調査結果のまとめ
一連の調査が終了したら、調査から得られたデータを整理してボーリング柱状図を作成します。
ボーリング柱状図は土質柱状図と岩盤柱状図から構成されます。
a)土質柱状図
土質柱状図では「1~5mまでは砂質粘土」「5~10mまではシルト」といったように、ボーリング調査によって採取したサンプリングコアに含まれる土質をその深度と合わせてまとめてあります。
また、地盤の強度を示す「N値」も記されています。
b)岩盤柱状図
岩盤柱状図ではサンプリングコアを観察することで得られる「岩盤名や岩質」「RQD値(岩盤の割れ目の多さを示す指標)」「岩盤の風化の度合い」「岩級区分」などの情報がまとめられています。
7.報告書作成
全てのデータの解析が終了したら、その結果を報告書にまとめます。
報告書には総合結果だけでなく、クライアントの要求する項目に応じて「地下水位」「N値」「液状化の危険性」「地盤の支持力」といった個々のデータについても提供します。