お世話になります。
ライフ空調システム株式会社です。
今回のブログも建設業での省エネ・BCP対策の観点から地盤対策について考えていきたいと思います。
いまさら聞けない「COP」、中でも「気候変動に関するCOP」について、
基本的な知識からご紹介させていただきます。
このため「COPに関して、その内容についてご紹介します。
「COP」とは??
COPとは「Conference of the Parties」の略。「the Parties」は「当事者」という意味で、契約書では「契約を交わした当事者」という使われ方をします。すなわち、直訳すれば「契約を交わした当事者たちの会議」。正式には当事者が国・地域になりますので「締約国会議」と訳されます。
もっともよく耳にする「COP」は、「気候変動に関する国際条約」のCOPでしょう。それ以外にも、「生物多様性に関する国際条約」のCOP、「干ばつによる砂漠化を防ぐための国際条約」のCOPなどがあります。
気候変動に関する「COP」とは??
COPのテーマである「気候変動に関する国際条約」とは、1992年に採択された「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)」です。2023年11月現在で198か国・地域が締結しています。
「国連気候変動枠組条約」の究極の目的は、大気中のCO2などの「温室効果ガス(GHG)」の濃度を安定させること、そして地球温暖化がもたらすさまざまな悪影響を防止することです。そのため、すべての締約国に対し、「GHG排出量と吸収量を目録にまとめる」「具体的対策をふくむ計画を作成、実施する」ことなどを義務づけています。さらに先進国に対しては、温暖化防止政策を実施すること、途上国に対して対策のための資金や技術を提供することなどがさだめられています。
一方で条約の中では、GHGをいつまでにどのくらい削減するといった、具体的な義務はさだめられていません。そこで毎年開催されるCOPで、義務となる削減量、目標年度、方法などが議論されているのです。ニュースでよく取り上げられる「パリ協定」とは、この、具体的な目標などを記した枠組みにあたります