お世話になります。
ライフ空調システム株式会社です。
今回のブログも建設業での省エネ・BCP対策の観点から地盤対策について考えていきたいと思います。
いまさら聞けない「COP」、中でも「気候変動に関するCOP」について、
基本的な知識からご紹介させていただきます。
このため前回に引き続き、COPに関して、その内容についてご紹介します。
COPで議論されている最新のテーマは?
「パリ協定」は2015年のCOP21で採択されたもので、史上初めて、途上国をふくむすべての参加国にGHG排出削減の努力を求めています。前身である「京都議定書」は先進国のみに削減義務を課していましたが、「京都議定書」が採択された1997年にくらべ途上国は経済的な発展をとげ排出量も増しているため、すべての国を対象とすることになったのです。
ただ、198の国・地域という多様な国々が参加している協定だからこそ、具体的なルールや対策決めには困難をきわめます。エネルギーや経済の状況などの事情は、国によって大きく異なるためです。
たとえば、先進国と途上国に同じ削減ルールをあてはめることが可能かという論点があります。2018年に開催されたCOP24ではこの点が激しく議論され、最終的には、途上国に配慮しつつも、すべての国を対象とした統一ルールが採択されました。
「パリ協定」に関する一連のルールブックは、このようなさまざまな議論を経て、2021年に開催されたCOP26で完成しました。現在は、パリ協定が掲げる目標に向けて、各国が対策を促進し、その結果を評価する段階へと移っています。2023年のCOP28では、「グローバル・ストックテイク」と呼ばれる、各国の削減目標の進捗に関する評価が実施される予定です。