こんにちは。ライフ空調システムです。 皆さんのなかには、最近の電気代の請求を見て、 「嘘!?なんでこんなに高いの!?」 と、びっくりしている方もいるのではないでしょうか? 政府は節電でポイントを付与する新制度の導入を発表したものの・・・ 事業者としては、コロナ禍の延長に加えて最近の値上げ続きには頭が痛くなります。 ■請求書を見て仰天。電気代値上げの恐ろしさ 長年愛されている遊園地を運営する企業も、頭を抱えています。 目を疑った“年間1700万円増” これは大ピンチです。 請求書を見ると料金が年間1820万円から3580万円に。 実に2倍近い値上げになると書かれていました。 こちらの遊園地が契約しているのは大手電力会社ではなく、 電力の小売りを行う「新電力」です。 数年前に電気代を少しでも抑えるため大手電力会社から切り替え、 年間で数百万円安くおさえられるようになっていたのに今回の値上げ…。 もっと安く契約できる電力会社がないか探しましたが 7月の契約更新を前にすぐには見つからず、高い電気料金をのむしかないといいます。 ■このままではやばいぞ!節電対策が急務 家庭と違い先ほどのような施設や店舗を運営する会社では、 省エネ性能の良いエアコンに切り替えることも簡単ではありません。 数が多く、初期費用だけでも規模によっては億単位でかかってしまうからです。 そこでお客さんが使う場所のエアコンだけを切り替え、 バックヤードで従業員が使用する分はこまめに消灯する といった企業も多くいます。 ■そもそもどのくらい高くなった? 大手電力10社の電気料金は、火力発電に使う燃料価格の高騰などを背景に、 この1年で約10%~30%値上がりしています。 各社が示している「使用量が平均的な家庭」では、 7月分の金額が2000円近く高くなるところも。 また、近年は「新電力」に契約を切り替える家庭や企業も増えています。 経済産業省 電力・ガス取引監視等委員会によると、 国内のシェアは全体のおよそ2割(契約口数ベース)に上り、 ことし6月時点で700社以上あります。 ■おわりに いかがでしょうか? 電気代値上げの影響が顕著な具体例を見ると、節電対策は急務と感じます。 現在はテレビのほかにも、インターネットやSNSなどで 節電方法を発信している場所は少なくありません。 … 続きを読む
こんにちは。ライフ空調システムです。 7月のブログでは、省エネ関連のニュースをメインに紹介いたします。 企業でも個人でも、環境へ配慮した対策への意識が ここ数年で大きく高まっていることは皆さんも感じられていると思います。 こうした大衆の意識改善の背景には、国の支援事業を受けられることにも 大きく関係しています。 ■国民の行動変容を促す事業、26の企業などが開始 省エネ家電を購入することやプラスチックのスプーンを受け取らないことなど、 環境に配慮した行動にポイントを付与する事業を、 26の企業などが国の支援を受けて始めることになりました。 これは、消費者に環境に配慮した行動を促そうと、 実施に必要な経費の一部を国が補助して行われるもので、 環境省は第1弾の公募を行い26の事業を採択しました。 以下でそのうちの3社の例をご紹介します。 【1】大型商業施設の運営会社 プラスチック製のスプーンやフォークの受け取りを辞退した人にポイントを付与 【2】食品ロス削減などに取り組む企業 店舗で消費期限や賞味期限が近づいた食品を購入した客にポイントを付与 【3】大手ECサイトを運営企業 リサイクル素材が使われた衣服や省エネ家電を購入する場合や、 こん包する資材を簡素化する場合などを対象 このほか、カーシェアリングの利用、節電への協力などを ポイント付与の対象とする事業も採択され、 企業だけでなく自治体やNPOが主体となるケースもあります。 それぞれ準備が整いしだい始まる予定となっているほか、 環境省では2回目の公募も進めています。 ■おわりに ポイント事業を通じて、国民の主体的な行動変容を促していくことが この政策の狙いです。 省エネ家電への買い替えや省エネ効果を高める 住宅のリフォームなどに取り組む国民が増えることは、 地球温暖化の問題解決にもつながります。 現在は省エネ機能がついているエアコンや家電が多く販売されているため 買い替えなどで購入を検討している方は、今後の情報などを 参考に利用してみてください。
こんにちは。ライフ空調システムです。 7月の中旬から天気がゆらぐ日がおおいですが、 夏らしい高い気温になる日も増えてきました。 この先も厳しい暑さが予想されるなか、政府は7年ぶりに全国で節電要請を行い、 9月末までの間、無理のない範囲で節電への協力を呼びかけています。 こうした中、「ZEH」と呼ばれる省エネ住宅が注目されています。 今回のブログでは、その概要や特徴の解説、 最後には家庭でできる節電方法を紹介していきます。 ■省エネ住宅「ZEH」の特徴と効果 「ZEH」とは「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略で、 省エネによって消費電力を減らしつつ、太陽光発電などで電力を生み出すことで、 1年間のエネルギー消費量が差し引きで「実質ゼロ」になることを目指した住宅です。 このうち、大手住宅メーカーが販売している住宅では、壁や天井などに 断熱材を用いているほか、大きな窓は断熱性能が高いものにしています。 窓は、ベランダの軒を長くして、直射日光が入ることを抑えながら、 昼間は照明がいらないように外の光を取り込めるよう工夫されています。 また、屋根に設置した太陽光パネルで発電するほか、ガスから水素を取り出して 電気をつくる燃料電池も備えています。 さらに、専用のモニターで電気の使用量と発電量が一目で分かるようにしています。 そうすることで、節電意識も高まり、 “子どもが環境問題を意識するきっかけになった” という声もあるようです。 建築費用は、一般的な住宅に比べ少し高ですが、 ・電気代を大幅に抑えられる ・余った電気を売れる ことなどを考えれば、10年ほどで初期費用は回収できる といった考え方ができます。 ■家庭でできる節電 経済産業省によると、令和2年度に建てられた新築の注文戸建て住宅のうち、 24%が「ZEH」と呼ばれる住宅で、徐々に普及が進んでいるということです。 意外と多いなといった印象ではないでしょうか? この数字からも現在の世界の省エネ意識が高まっていることがうかがえます。 皆さんは夏場に家庭で使用するエアコンで、 最も電力を消費するケースをご存知でしょうか? 冷房を使う際、25度とか26度にされている方もいると思いますが、 実は設定温度を1度上げると、消費電力が13%程度ほど変わってくるのです。 このため、設定温度を1度上げて、28度に近くにする。 そして、エアコンと一緒にサーキュレーターや扇風機を使い、 部屋の中の空気を循環させたほうが、電力消費を抑える効果が高いのです。 また、 … 続きを読む
こんにちは。ライフ空調システムです。 7月も後半となり夏らしい気温の日が続くなか、 またもや残念なニュースを目にするようになってしまいました。 東京都内では今月21日、新たに新型コロナウイルスの感染が確認された人は 初めて3万人を超えて3万1878人になりました。 これは、第6波のピークだったことし2月2日の2万1562人を 1万人あまり上回り、過去最多とのことです。 これを受け、再び医療機関はひっ迫しています。 ワクチンの供給は以前より充足している印象を受けますが、 それゆえに、「冷凍庫に繋ぐ電源の問題にかかわる事故でワクチンを台無しにした」 といった問題も出て世間を騒がせていました。 そうした他所の事例を見て、埼玉県の某市の保健センターでは 新型コロナワクチンの管理を安全に行うため、 ポータブル蓄電池を導入したことで話題となりました。 ■自治体のワクチン保管になぜ? ポータブル蓄電池導入の背景 コロナ禍が長引くなか、地方自治体において、ワクチンをきちんと管理し、 市民へ届けることは重要なミッションです。 新型コロナワクチンの管理にあたり、非常電源の確保とあわせ、 他地域に先駆けポータブル蓄電池を導入した 埼玉県の某市保健センターは、建物が古く、停電になった場合の 非常電源を改めて整備すると同時に、大容量ポータブル蓄電池の導入を決定しました。 万全の安全管理体制でワクチン接種に臨んでいるのです。 ■ポータブル蓄電池で2重の安全管理対策 新型コロナワクチンの管理では、万が一の停電の場合、 冷凍庫が1時間止まれば致命的となってしまします。 通常、2~3時間での復旧を考えれば非常電源の確保だけでもことは足りますが、 蓄電池を備えておくことで、さらに6時間の電力を確保できます。 より高い安全・安心の確保には、業務を行う方々の心的負担の軽減にも 繋がっているとされています。 ■おわりに いかがでしょうか? 2重の安全対策を敷いているこちらの保健センターように、 いま全国の様々な関係各所で働く方たちに支えられて 私たちが生活していることを忘れないように生活していければいいなと思います。
皆さん、こんにちは。ライフ空調です。 前のブログでは管理者が知っておくべき熱中症対策を紹介しました。 しかし完璧に実施すること、完全に熱中症をさけることは容易ではありません。 今回のブログでは熱中症の基礎的な原因と 自社で熱中症被害が出てしまった場合の対象法などを紹介できればと思います。 ◆熱中症の原因 まず、最低限知っておくべき熱中症の原因を説明していきます。 熱中症の発生を防ぐには、環境、体調、行動に注意していく必要があります。 以下の要因より、職場のメンバー一人ひとりの特徴に応じて 助言・声掛けをおこなっていきましょう。 ≪環境的な要因≫ 気温が高い 湿度が高い 風が弱い 日差しが強い 急に暑くなった日 ≪身体的な要因≫ 高齢者、乳幼児、肥満 持病がある 低栄養状態 朝食を食べない習慣 脱水状態(下痢) 体調不良(二日酔い、疲労、寝不足) ≪行動的な要因≫ 行動要因 激しい運動 慣れない運動 長時間の屋外作業 水分補給がしにくい なかでも高齢者の熱中症が多いので要注意です。 熱中症で死亡する人の8割以上が65才以上の高齢者というデータがあります。 これは、発汗量を調節する温度センサーの感度と喉の渇きを感じるセンサーの感度が 年齢とともに低下していることが原因です。 ◆熱中症の重症度 一般的に、熱中症の重症度は下記の3段階に分けられます。 ≪軽度≫ めまい たちくらみ 大量の発汗 手足のしびれ … 続きを読む
皆さんこんにちは。ライフ空調です。 熱中症は、毎年7月から8月に多く発生しています。 特に梅雨明けの蒸し暑く、急に暑くなる7月には、体が暑さに慣れていないため、 例年熱中症による救急搬送者数や死亡者数が急増しています。 近年、地球温暖化や大都市のヒートアイランド現象により、 熱中症の危険性は高まってきています。特に、小さい子ども、高齢者、体調不良の人、 肥満の人、ふだんから運動をしていない人などは熱中症になりやすいので注意が必要です。 とはいえ、仕事中に体調が悪いと感じても その状況を適切なタイミングで自ら報告できる人はそんなに多くいません。 ・管理者の方が、体調が悪そうな人にいち早く気がつき適切に声を掛けられる ・熱中症が起こらないよう労働環境を改善する など現場や生産現場で管理者をしている方は、こうした作業者の変化に気づき 熱中症が起こらない環境を整えて頂ければと思います。 今回のブログでは、管理者が知っておくべき熱中症対策、 次回のブログでは症状・原因について解説していきます。 ◆熱中症の予防対策6選 真夏が到来したら、しっかりとした準備・対策が必要です。 主要な対策6つを紹介していきます。 ≪1 水分補給≫ 日頃からこまめに水分補給を心がけましょう。 汗をたくさんかいたときには、スポーツドリンクや経口補水液を飲みましょう。 成人男性の場合、1日あたり約2〜2.5Lの水分補給が必要量とされています。 ≪2 食事をしっかりとる≫ 水分や塩分は食事で補給することもできます。 残業続きで帰りが遅くて夜や朝の食事を抜いて出勤するかたもいますが 熱中症にかかりやすい体調になってしまうため 労働状況を見直しましょう。 ≪3 その日の暑さを測定して注意喚起する≫ 熱中症の発生を防ぐには、暑い環境になるべく身を置かないことです。 警戒レベル以上であれば、必要以上に外に出ないようにするのが得策です。 作業前に暑さ指数をチェックして作業者へ情報を共有することが大事です。 ≪4 冷たい飲み物を持ち歩く≫ 飲料は5〜15℃で吸収がよく、冷却効果も大きくなります。 外出するときには、冷やした飲料を保冷効果の高いボトルに入れて携帯しましょう。 ≪5 体調を整える≫ 日頃の体調管理の心がけが大切です。 十分な睡眠をとるなどして体調を整えるよう呼びかけましょう。 作業前日の深酒は脱水症状のもととなるので遅くまで飲み会を実施することも おすすめできません。 ≪6 暑熱順化で熱中症を防ぐ≫ … 続きを読む
こんにちは ライフ空調です。 前回は遮熱シートの基本の仕組みや効果について紹介致しました。 遮熱シートは日光が直接当たる屋外や工場内の高温な設備に使用することで 作業する人の体感温度を下げて、熱中症対策や空調費の削減、 さらには省エネ効果など様々なメリットが生まれます。 こちらのブログでは、 工場で使用する場合、具体的にどんな設備にどのように使用すれば 効果的なのか?実際の事例を紹介していこうと思います。 ひとくちに工場といっても使う設備や建物は様々ですので このブログを参考にイメージができれば幸いです。 ◆倉庫屋根(下)・ 熱中症対策改善事例 屋根が高い倉庫の事例です。 夏場に工場内に熱がこもり、作業者が暑いので対策したいということで 導入を決定。 屋根の下と壁に高性能アルミ遮熱シートを取付けることで、 太陽からの輻射熱を室内に侵入させない効果があります。 とくに屋根が高い場合、屋根下のみに遮熱施工をしても効果を実感しにくく 比較的日が当たる壁も遮熱施工をすると、遮熱効果をより体感することが出来ます。 施工後は建物全体が、日陰になったように涼しくなりました。 ◆工場高温作業が発生する工場 熱中症対策改善事例 高温物を扱う製鉄所のため、夏場になると体調不良を訴えたり 熱中症になる作業員が増えていた。暑熱対策をしたいとのことで導入を検討。 こちらの場合は製鉄に使用する各設備とボイラーや 炉等の周辺に施工をしました。 高温物と作業員の間に不燃タイプの遮熱シートを置くことで、 作業員に輻射熱が当たらないように改善。 ワイヤーで吊下げたり、移動式パーテーションや安全柵などに固定することで 清掃やメンテナンスなどの際、簡単に移動や撤去させてりできます。 ◆おわりに 遮熱シートの導入は投資額が大きくなく、手軽に作業員をまもることができる点です。 工事などで邪魔になる場合は容易に移動できる点も良いです。 もちろん大きな工場の天井などに遮熱シートをいれるとなると 工事費用はかかってきますが、耐久性のものを導入することで メンテナンス費用も抑えることができ、空調費も削減できるので 費用対効果がかなり良いと言えるでしょう。 また、外部に工事をたのむ予算がないという方には、 遮熱シートを購入して自社で作業場の柵や手すりにぶら下げたり 貼りつけたりして使用するという方法もあります。 ぜひ検討してみてください。
こんにちは。ライフ空調です。 6月もいよいよ後半、梅雨ということもあり蒸し暑い日が続いています。 来月からはさらに気温が上がり、日々屋外や工場やお仕事をされる方は 暑さが辛くなってくるのではないかと思います。 本日は外気の影響を受けやすい環境で作業されている方向けに 簡単に改善できる「遮熱シート」の導入例をご紹介していきたいと思います。 ◆高性能遮熱シート 遮熱とは、放射熱(輻射熱)をカットすることです。 遮熱シートを使用すると、放射熱をほぼ全てカットすることができ、 夏は日陰にいるような涼しさで快適に、 冬は室内の熱を逃がさないため暖かく過ごすことができます。 気温が同じでも日向から日陰に移動すると涼しく感じます。 これは太陽からの電磁波(放射熱または輻射熱)の一部がカットされるからです。 ◆遮熱シートを高温設備に使用すると また、遮熱できるのは日光だけではありません。 遮熱シートを高温設備に使用することで体感温度が下がり 工場内を快適な環境に保つことができます。 これは8月などの猛暑日に熱中症対策にもなりますし、空調費の削減にも また、外壁から熱を逃げにくくすることができ、設備そのものの 立ち上がりが早くすることができます。 この結果、投入エネルギーの削減ができ省エネ効果+生産性向上にもつながります。 工場内施設の遮熱シート適用改善事例については、 次のブログで詳しくご紹介しますので合わせご覧ください。 ◆遮熱シートの種類 遮熱シートには大きく分けて種類が3つあります。 目的に応じて適したものを選ぶ必要があるので 下記を参考にしてみてください。 【高性能タイプ】 高い遮熱効果を発揮し、軽量・極薄なのに高強度。 はさみやカッターで簡単に施工できる 【高耐久タイプ】 表面に特殊処理加工がされているタイプで腐食対策やUV対策等がある 【多用途タイプ】 不燃認定されたもの、結露対策効果があるもの、高温のもの(環境)に使用する用など 豊富なラインナップがあり目的によって選べる ◆まとめ 屋外の作業場所や工場へ遮熱シートを施工することで、暑さ対策、省エネ、雨漏り対策などに役立ちます。 遮熱シートは輻射熱を反射するので、日射の影響を受けやすい屋根、 壁や機器に施工するとより効果が見込めます。 また、屋根への施工で雨漏りを防ぎ、大切な機器や商品を守れますので … 続きを読む
こんにちは、ライフ空調システムです。 4月26日に環境省が地域の脱炭素化を国が後押しするべく全国に先駆けて 2030年度までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロとすることをめざす 「脱炭素先行地域」の第1弾を発表しました。 脱炭素先行地域とは、政府が定めた カーボンニュートラルに関する重点対策地域のことです。 太陽光発電事業者にとっては、補助金交付や自治体・企業との連携による電力供給 および新たな事業創出など、メリットの多い地域です。 「脱炭素先行地域」には、北海道の石狩市や宮城県東松島市、横浜市、 新潟県佐渡市、長野県松本市、静岡市、名古屋市、兵庫県姫路市、北九州市 など19道府県26カ所の合計48自治体が選ばれました。 政府は全国100カ所以上に設ける先行地域で、30年度までに家庭やオフィス、 店舗、公共施設などの電力消費に伴う二酸化炭素(CO2)排出を 実質ゼロとする方針です。 先行地域から取り組みを広げることで、50年までに国全体で 温室ガス実質ゼロの実現をめざします。 選ばれた地域には、環境省が22年度予算に新規に200億円計上した 「地域脱炭素移行・再エネ推進交付金」を5年程度優先的に配分し、 太陽光や風力といった再エネ発電設備の整備などを後押しするとのことです。 今後は25年度にかけ、年2回のペースで先行地域の募集を行う方針とのことです。 ■おわりに 脱炭素先行地域の設定によって、太陽光発電事業に追い風が吹いています。 太陽光発電事業の拡大を検討している方や国や太陽光発電に関心を持っている方は、 今回の記事を参考に太陽光発電設置を検討してみてはいかがでしょうか?
こんにちは、ライフ空調システムです。 2016年に電力小売りの全面自由化が始まって5年ほど、 その翌年にはガス小売りの全面自由化が始まりました。 こうした自由化は、私たちにとって契約する電力・ガス会社の選択肢が広がり 良いことが多いですが、それを悪用する業者も一定数存在します。 「大手から切り替えると安くなりますよ」と言って強引に勧誘したり、 「マンション全体で切り替わっていますから」と言われ契約してしまった・・・ なんていうケースが後を絶ちません。 あまりに悪質なケースが目立つため、国民生活センターと消費者庁、 経済産業省の3者が合同で2021年12月17日、 「電力・ガス自由化をめぐるトラブル速報」を発表し警鐘を鳴らしています。 皆さまもこうした被害にあわないよう、くれぐれもお気を付けください。 ■よくある被害のケースは「マンション全体の電力プラン変更です」 経済産業省によると、いずれも家庭用で、新電力が占める割合は2020年末で 約20%(約700社)、新ガスは約16%(約80社)になっています。 ともにシェアは毎年増えていますが、それとともに大手電力・ガス会社からの 契約変更の勧誘をめぐるトラブル相談も急増しているのです。 ここでは特に被害報告の多い事例を紹介いたします。 【ケース1】 夜遅くの来訪。勧誘を断っても帰らないので、仕方なく契約してしまった 【ケース2】 知らない業者から「マンション全体のプラン変更だ」とだまされ、 検針票を見せて申込書に記入してしまった 【ケース3】 電話で契約先変更を勧められ、承諾しなかったのに請求書が届いた 【ケース2】については、特に注意が必要です。 大手電力・ガス会社を名乗って勧誘をするケースや、 マンション全体の供給契約が変わるかのような説明を行うケースが 非常に多く報告されています。 これは、どこの電力・ガス会社と契約しているのか、 知らない人が多いため騙されやすいのです。 自信がどこと契約しているのか、しっかり把握し、記録しておくことが必要です。 また、検針票の記載情報はくれぐれも慎重に取り扱う必要があります。 氏名(契約名義)、住所だけでなく顧客番号、供給地点特定番号など 検針票の内容は重要な個人情報です。 検針票を見せたために勝手に契約書を結ばれたケースが多くなっています。 引っ越しの際には不動産業者や契約代行サービス事業者に任せたままでいると、 知らないうちに別の電気・ガスと契約したことになっているケースもあります。 被害にあうまえにしっかり確認しておきましょう。
こんにちは、ライフ空調システムです。 5月のブログは脱炭素ニュースをお送りしています。 第①弾では、今注目の燃料「バイオコークス」について解説いたしました。 ここではバイオコークスが、エネルギー問題をどう解決するか、 今後の課題などをご紹介いたします。 ■バイオコークスでエネルギー問題は解決するか? 従来の化石燃料は、「枯渇する資源」というだけでなく、 使うことでCO2が増えてしまっていました。 バイオコークスは、光合成に起因する植物由来の有機性資源(バイオマス)から 製造することができるカーボンニュートラル※な次世代バイオ固形燃料です。 (※二酸化炭素(CO2)の排出量と吸収量とが±ゼロの状態になること) 圧縮強度が高く1000℃以上の高温で長時間燃焼できるため、 製鉄に不可欠な石炭コークスの代替燃料として使用可能で、 製造時に廃棄物を出さないという環境利点があります。 そして、バイオコークスは植物由来の廃棄物をリサイクルできるため、 ゴミ問題にも貢献できます。 バイオマス原料1kgからバイオコークス1kgを作ることができ重量収率は100%、 廃棄物を排出しないのです。 製造過程で煙も蒸気も出さない環境に配慮した次世代エネルギーが バイオコークスです。 ■バイオコークスの課題 そんな、二酸化炭素の排出量削減に向けた切り札といえるバイオコークスですが、 課題もあります。 国内で使われている石炭コークスを全てバイオコークスに置き換えるには、 「日本中の木を全部切り倒して原料にしてもすぐに足りなくなる」 といわれています。 つまり、現段階では恒常的に使用することができないということです。 恒常的に使用するには、バイオマスの安定的確保が求められ 実現するには、石油燃料の枯渇に備えて研究や準備を進める必要があります。 ■おわりに いかがでしょうか? 現在は残念ながらまだ課題の残っているバイオコークスですが、 今後の展望には引き続き目が離せません。 今や私たちの生活に欠かせなくなった、電気やガスなどのエネルギーですが、 その燃料となっている石油や石炭などの資源は環境に地球環境に 負担をかけているだけでなく、近い未来に供給が追いつかなくなることがわかっています。 植物や、私たちの日常で生まれる廃棄物をエネルギーに蘇らせるバイオコークスは、 そんな未来の救世主となるかもしれません。
こんにちは。ライフ空調システムです。 今月のブログは脱炭素ニュースを中心としたテーマでお送りいたします。 いま世界中では、「持続可能な社会」に向けて様々な動きと取り組み、 さらにはビジネスが日々行われています。 日本でもまた、続々と各自治体や企業で施策の検討や研究が行われています。 本ブログでここ最近の動きなどをまとめることで 皆さまに分かりやすく、より理解を深めるお手伝いができればと思います。 ■脱炭素の切り札「バイオコークス」とは 持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みが進む中、 温室効果ガスの排出量削減の動きが本格化しています。 化石燃料は二酸化炭素を排出する一方、日常生活に欠かせませんが、 その一つである石炭コークスに代わる燃料として注目が集まるのが、 木くずや食品廃棄物などを原料とした「バイオコークス」というものです。 脱炭素社会への切り札として伝統工芸や飲食店でも導入の動きが広がっています。 バイオコークスはバイオマス原料を圧縮し、加熱や冷却などの工程を経て完成します。 どんな原料からでも作ることができるのが強みで、原料は幅広く、 植物のかすや樹皮、排泄(はいせつ)物のほか、 一部の有識者からは「古着や紙も原料になる」といわれています。 燃やした際に出る二酸化炭素は、光合成などで吸収した分が外気に戻るとの考え方から、 排出量ゼロと算定できます。 ■ファストフード店、伝統工芸工房など・・・各業界で続々と導入を検討する動き 革新的な燃料は、脱炭素社会への切り札として伝統工芸や飲食店でも 導入の動きが広がっています。 ファストフードのモスバーガーはコーヒーを抽出したかすを加工し、 焙煎の燃料として使う取り組みを進めています。 ことし4月には、岩手県の伝統工芸の工房が、 樹皮やリンゴの搾りかすを使ったバイオコークスを使用して 炉で使う燃料の一部をバイオコークスで代替する実証実験を実施し 通常使う石炭コークス20キロのうち、熱量の1割にあたる2キロ分を バイオコークス4キロに置き換え、鉄器の品質を維持できるかを試行し ニュースとなりました。 脱炭素社会を意識して、今後もバイオコークスを導入する企業が増えていく 見通しです。 ■おわりに いかがでしょうか? 世界での争いの多くは、エネルギー資源の争奪から始まっています。 エネルギー資源は我々人類が生活するうえでなくてはならないものゆえ、 時には武器にもなってしまいます。 化石資源から再生可能なエネルギーへの転換によって どの国でもエネルギーの自立ができれば、争いはなくなるかもしれないほど … 続きを読む
こんにちは。ライフ空調です。 ここまで地球温暖化問題についてご紹介致しました。 最後のブログではその防止対策についてご紹介したいと思います。 地球温暖化は主に温室効果ガスが原因で引き起こされ、 このうち地球温暖化への影響が大きいとされている 温室効果ガスが二酸化炭素です。 二酸化炭素は、石油や石炭などの化石燃料を消費することで発生します。 経済発展に伴い化石燃料の消費量が増え、 地球全体の二酸化炭素濃度もどんどん上昇しているのです。 逆に言えば、温室効果ガスの排出量が減れば、 地球温暖化を防止できるということになります。 そのため、世界規模で温室効果ガスを削減する取り組みが行われています。 ■地球温暖化防止に向けてわたしたちが「今からできること」 中小規模の工場などでも地球温暖化防止に取り組むことが重要です。 例えば熱回収や排熱利用などの設備を導入することで、 エネルギーの消費量が減り、温室効果ガス削減につながります。 また、熱回収や排熱利用を導入することで 工場設備のランニングコストを削減できることも多いです。 弊社では省エネや排熱回収のコンサルティングを行っておりますので、 省エネ設備の導入を検討している方はぜひご相談ください。 ■まとめ 地球温暖化はどんどん進行しており、このまま進めば 我々の生活は一変してしまいます。そうならないためには、 原因となる温室効果ガスの排出を抑えなければなりません。 そして、中小規模の工場でも、省エネを行うことで 温室効果ガスの削減に寄与できます。 熱回収や排熱利用などの省エネは 工場設備のランニングコスト削減にもつながるので、 ぜひ導入を検討してみてください。
こんにちは。ライフ空調です。 今月のテーマは「地球温暖化問題」です。 この問題を様々な角度から解説することで 私たちが住む地球の危機をお伝えしようと思いテーマに選びました。 これまでのブログを読んでいただいた方は 「地球温暖化問題が深刻だ」ということはお分かりいただけたと思います。 このブログでは、地球温暖化問題の原因である 『温室効果ガス』についてご紹介いたします。 ■京都議定書が定めた地球温暖化の原因となる温室効果ガス6種類 温室効果とは、地球の気温をビニールハウス(温室)の内部のように温めることです。 温室効果ガスは、地球の気温を温める気体を指しています。 1997年に地球温暖化防止のために京都で国際会議が行われ、 6種類の気体が温室効果ガスとされました。 二酸化炭素(CO2) メタンガス(CH4) 一酸化二窒素(CH4) ハイドロフルオロカーボン(HFC) パーフルオロカーボン(PFC) 六フッ化硫黄(SF6) なかでも、二酸化炭素(CO2)は、 私たちが吐く息にも含まれているくらいありふれた物質です。 気象庁によれば、温室効果ガスの総排出量の76%ほどを占めているとのことで、 二酸化炭素が温室効果ガスの中心ともいえます。 そんな二酸化炭素が使われているのは、化石燃料を使うものすべてです。 石油、天然ガス、石炭などがその代表で、これらの化石燃料を燃やすと 二酸化炭素、窒素酸化物、硫黄酸化物などが発生します。 石油は私たちにとって最も身近な資源として、 暖房や電気の熱源、自動車を走らせる動力源、プラスチック製品など、 多様な場面で使われています。 2016年には日本のエネルギーのうち89%が化石燃料であると 資源エネルギー庁から報告がありました。 そして、六フッ化硫黄は、今まで紹介した温室効果ガスの中で 最も高い地球温暖化係数を持っています。 パーフルオロカーボン類と同様に、私たちの生活に欠かせない 電気関連機器に用いられています。 熱に強くさびにくい特徴を持っているので、 電気関連機器の絶縁体に使われることが多いです。 ■おわりに 地球温暖化は長年言われ続けている問題ですが それは嘘だと唱える人も一定数存在します。 … 続きを読む
こんにちは。ライフ空調です。 最近、気温の上昇の激しさを受けて このように言う方が多くなってきたと感じています。 「まるで日本から四季がなくなり、夏と冬だけになったみたいだ」 「昔と今じゃ夏の暑さのレベルが違うよ!」 私自身も同じような感想を持っています。 実際、令和に入ってから7月だけで1万人、 8月中にはそれ以上の人が熱中症で搬送されている年もありました。 ■日本の平均気温は100年で1.5度上昇、このままだと… まず、日本の気温自体は平均的に上がってきています。 気象庁のデータによれば、100年間で1.21℃の上昇という数値が出ています。 しかし、実際は都市部のヒートアイランド現象も影響しており、 東京では3.2℃上昇、大阪でも2.7℃上昇と、 体感温度的にはもっと大きくなっています。 これだけ暑い日が多くなってくると、 「100年でたった1℃しか変わっていないの?」と疑いたくなってしまいますが、 事態はそれ以上に深刻な状況になっていることがわかります。 ■地球温暖化を認めざるを得ない5つのデータ 地球の平均気温が上がってきたことからも 地球温暖化の現状がよくわかりますが、 目に見えてわかりやすいデータが他にもあります。 ①猛暑日(35℃以上)の日数が増えてきている 1970~1990年の間では日中35℃を超える日は、多くても2、3日程度でした。 しかし、1990年以降になると猛暑日の観測が 急激に増えています。 30年前までは1年に1日あるかないかくらいだった猛暑日が、 現在では珍しくなくなってきているのです。 ②熱中症死亡者数が20年で7倍に激増している これは、まずいです。 1990年頃は熱中症で亡くなる人数は多くても150人程度でしたが、 2007年は1000人近くと、およそ7倍にまで膨れ上がっています。 近年の酷暑の日には、野外での活動や スポーツを禁止される日も出てきました。 ③北極の海氷面積が観測史上最小サイズに… アメリカのNASAの観測によると2017~2018年冬の北極海の面積は1448万平方キロメートルと観測史上最小のサイズを記録しました。 これは1979年の2790万平方キロメートルのほぼ半分のサイズです。 ④世界中の氷河が溶けている… 北極の氷だけではなく、世界中の氷河が溶けていることからも 地球温暖化が進んでいることがわかります。 アフリカで最も高いキリマンジェロに残っている氷河は … 続きを読む