皆さまがお使いになられている空調設備(エアコン)について、調子が悪くなってきたら修理をすることは当然のことかと思います。しかし、調子が悪くなってきたから修理を繰り返していたのでは非常に非効率である上、稼働効率の悪い空調設備をいつまでも使い続けていることになります。空調設備は定期的に更新工事をしていくことで稼働効率を保ったまま稼働することができるようになります。(又、その方が無駄な修理コストも掛からなくなります。)
今回のブログはそのような空調設備の更新についてご紹介していきたいと思います。
空調の更新ってなに?
基本的な話になると思いますが、そもそも空調の更新工事がどういったものかご紹介したいと思います。空調機器の更新工事とは、単なる取り替えではなく、将来を見据えて新しい価値を生み出すことを目的とした工事となります。空調設備の技術は日々進歩しており、省エネルギー技術も刻々と変化しています。空調機器の更新は、エネルギー効率が悪い設備を省エネ機器に転換するチャンスでもあります。機器の更新は経済性を高め、新しい価値を生み出すステップといえるのです。
更新工事のメリット
●省エネルギーの実現
●新しいスペースの創出も可能
●経済性・快適性を向上
●短期に更新を実現
●業務を続けながら実施可能
建物の竣工とともに設置された空調・電気・計装などの各種設備は、利用時問や経年変化による老朽化が避けられません。これらの設備は保守管理を徹底しても物理的な劣化は避けられず、次第に能カが低下していきます。こうした設備機器を取り替える作業が「更新」です。更新は、単に取り替えるだけでなく、将来を見据えて先進の性能を採り入れる絶好の機会でもあります。
大幅な電力の削減
建物環境の快適性を保つために欠かせない空調設備ですが、その電気量は、実に建物全体の40~50%を占めています。職場建物の急速なOA化から、電力消費はますます増大する傾向にあります。省エネルギー対策型への更新は、建物全体の電カ消費を低減する決定的な解決策ともなります。
現在、各現場の搬入スペースに合わせ現場組立型空調、コンパクト型、天吊型など、多彩な空気調和機が存在しています。OA化による室内負荷やスペースの用途変更にともなう、機器の風量・静圧・能カ変更など設計改造もよくある話となっています。
まとめ
空調設備については今回紹介した更新工事以外にもクリーニングや修理などが存在しています。状況に応じてどのような工事を行うことが最適化を考えていくことが重要になるのです。ただ、これからの時代は省エネの時代です。空調設備により省エネ化は建物の省エネを考えると避けては通れない内容であるといえます。是非空調設備を見直すことで省エネ化の実現に取り組んでいただければと思います。