今回の省エネ補助金活用事例は、プラスチック製造業の空調ならびにキュービクル内のトランス交換による省エネ対策工事の施工事例です。省エネ対策工事は各分野に渡って総合的に対応することが求められますが、実際には各分野の垣根を越えられずに問題を抱えている企業も多数存在しています。
施工対象施設情報
今回施工対象となりました介護施設は下記の内容になります。
会社 株式会社A とします
業種 プラスチック製品製造業
所在地 愛知県内
拠点従業員数 150名
施工実施前の状況
株式会社Aは愛知県内で主に自動車関連のプラスチック製品を製造している企業です。工場は2つあり、今回の省エネ対策工事の対象となった拠点の従業員数は150名です。
省エネ対策は他の製造業工場と同様に実施をしていかなければならない状況にあり、まずは照明のLED化を行いました。そして、次に実施をする分野としては空調やキュービクルの更新があげられていました。
LED照明を交換してくれた業者に、空調やキュービクル更新の見積もりを取ろうとしたところ、空調は専門外でありキュービクルもあまり得意ではなく、さらに最近はトランスに使われているPCB(ポリ塩化ビフェニル)の廃棄も問題になっており、見積もり提出に積極的ではない様子でした。
それであれば、工場によく出入りしている空調工事の会社に見積もり依頼をすると、もちろん空調工事はできるがキュービクルは触れず、ましてや補助金申請はやったことがないということでした。それであれば、キュービクルの施工が得意とWebサイトに書いてあった近隣の電気工事業に新規の見積もり依頼をしてみましたが、空調に関しては提携先の空調工事会社が見積もりにいきたい、空調分野はそちらと直接話してほしいということで、エネルギーコスト削減という1つの目的のために、企業の担当者と同じ目線で話ができる業者と出会うことができませんでした。
企業担当者がどうしたものかと困っている時に、弊社との面談の機会を頂くことができました、弊社はエネルギーコスト削減工事という観点から、分野の垣根を越えて補助金申請・提案・工事を行ってきた会社です。まさしく弊社の強みが活かすことができる状態でした。
まとめ
省エネ対策工事は電気(電気も細かく分けると弱電と強電)、空調、太陽光や蓄電池、最近では排熱と、分野・垣根を越えての取り組みが必要です。しかし、施工をする業者側はそれぞれに専門性を持ち、これそのものは悪いことではないのですが、その専門性ゆえに垣根を越えた総合的な提案ができない状態にあります。
弊社ももともとは空調工事の一専門業者でした。しかし、エネルギーコスト削減工事に長い間携わることにより、少しずつ分野・垣根を越えた工事に取り組み、現在は他の分野でも十分な提案を行うことができると考えています。既存の業者様に相談しても、どうしても望む提案を受けることができていない、という企業様は1度弊社にご相談を頂ければと思います。