皆さんの会社でも省エネに関しての取組みを行っていらっしゃる企業様はいると思いますが、東京都が公表した2050年CO2排出ゼロに向けた戦略に関してご存知でしょうか?
東京都は2050年にCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」の実現に向けたビジョンと具体的な取り組み・ロードマップをまとめた戦略を策定し公表しました。
今回は東京都が発表した2050年CO2排出実質ゼロ戦略に関してご紹介していきます。
2050年CO2排出実質ゼロ戦略
小池都知事は、「東京は『気候非常事態』の表現を超えて『気候危機行動宣言』を表明し、気候危機を強く認識して具体的な対策を講じるとともに、すべての都民に共感と行動を呼びかけていく」と説明しました。
今回「ゼロエミッション東京戦略」の策定に併せて、重点的対策が必要な3つの分野について、より詳細な取り組み内容などを記した「東京都気候変動適応方針」「プラスチック削減プログラム」「ZEV普及プログラム」を策定しました。
プラスチック削減プログラム
2050年にCO2実質ゼロ、海洋プラスチックゼロの持続可能なプラスチック利用に向けたロードマップや施策等を示しています。
ZEV普及プログラム
自動車からのCO2排出実質ゼロに向けたロードマップと2030年目標の達成に向けた主な施策をまとめています。
「ゼロエミッション東京」を実現
ゼロエミッション東京を実現するには使用するすべてのエネルギーの脱炭素化が不可欠であることから、再生可能エネルギーの基幹電源化に加え、再エネ由来CO2削減フリー水素を本格活用し、蓄電や熱エネルギーとしての利用などにより、脱炭素社会の実現の柱にしていくこととしています。2050年にCO2フリー水素の本格活用を目指します。また今後も、科学的知見や技術開発の動向を踏まえ目標や施策をさらに高めていきます。
まとめ
今回は「ゼロエミッション東京」に関してご紹介しました。東京都は、2019年5月、U20東京メイヤーズ・サミットで、世界の大都市の責務として、平均気温の上昇を1.5℃に抑えることを追求し、2050年にCO2排出実質ゼロに貢献する「ゼロエミッション東京」を実現することを宣言しました。
今後も弊社はこちらの動向を追っていきたいと思います。